サルトル研究者であると同時にプルースト研究者でもあった鈴木道彦先生が昨年11月11日に逝去されたことを受け、先生のご業績を振り返る公開シンポジウムを開催いたします。
(サルトル学会では、このシンポジウムが第55回例会拡大開催会となります。)
対面でのご参加は申込み不要です。Zoomでの参加をご希望の方は、7月11日(金)17:00までに下記のQRコード(左)よりフォームにアクセスしてご登録ください。懇親会へのご参加希望者はQRコード(右)より予約をお願いします。締切りは7月4日ですが、定員に達し次第、受け付けを終了させていただきます。
日時:2025年7月13日(日)13:00〜18:30
場所: 立教大学池袋キャンパス 7101教室およびZoom
12:30 日本サルトル学会総会(*1)
13:00 開会の辞:澤田直(立教大学名誉教授)
13:10~14:00 基調講演
海老坂武(フランス文学者)「鈴木道彦とサルトル —— 記憶のはざまから」
吉川一義(京都大学名誉教授)「鈴木道彦先生の想い出をめぐって」
14:00~15:30 第1部「プルースト、サルトル、第三世界」
司会 坂本浩也(⽴教⼤学)
発表 中野知律(一橋大学名誉教授)「プルースト研究史における鈴木道彦」
竹本研史(法政大学)「鈴木道彦と/のサルトル」
中村隆之(早稲田大学)「鈴木道彦とフランツ・ファノン」
15:30~16:00 休憩
16:00~18:00 第2部 「戦後の世界および日本とフランス文学」
司会 生方淳子(国士舘大学)
発表 合田正人(明治大学)「喘息、オイディプス、autistique/artistique?」
鵜飼哲(一橋大学名誉教授)『アルジェ/東京』から見えるもの、聞こえるもの」
永野潤(東京都立大学)「鈴木道彦と〈 宥めない左翼 〉」
小林成彬(國學院大学)「鈴木道彦の一九六〇年代 ―― 越境/異郷」
澤田直(立教大学名誉教授)「境界を越える勇気」
18:00〜18:30 全体討議
19:00〜21:00 懇親会 予約制 参加費6000円、学生3000円(当日、現金にてお支払いください。)
(*1)例年、シンポジウム・研究発表の後に行っている総会を今回はシンポジウムの前に執り行います。
日本サルトル学会会員の方は、ひと足早くご参集ください。Zoomは用いず対面のみとします。
Zoom参加用 懇親会参加用
https://forms.gle/dJskdsKyTzQwkj1z9 https://forms.gle/eYWFQfs7TTTYZvmY9
翻訳 岩切正一郎訳、サルトル『アルトナの幽閉者』、閏月社、2025-3-20
アルトナの幽閉者 | 本の総合カタログBooks 出版書誌データベース
著作 生方淳子『哲学のアンガジュマン ―― サルトルと共に問う暴力、非理性、デモクラシー』、法政大学出版局、2025-3-21
CiNii 図書 - 哲学のアンガジュマン : サルトルと共に問う暴力、非理性、デモクラシー
論文
合田正人「哲学もしくは戦争(ポレモス)のドラマトゥルギー ―― シェイクスピア/レヴィナスからジュネ/サルトル、ベケット/アドルノ へ」、『演劇学論集』第79号、日本演劇学会、2024-12、47-67頁。
翠川博之「単独者たち ―― サルトル初期戯曲の研究3」、『東北学院大学教養学部論集』第195号、東北学院大学学術振興会、2025-02-07、115-133頁。
孫文娟「村上春樹『嘔吐1979』論 : 罪悪感の正体」、日本語文法研究会編『研究会報告』、2025-03、132-140頁。
村上春樹「嘔吐1979」論 : 罪悪感の正体 (東アジア言語文化研究(第9号)) | NDLサーチ | 国立国会図書館
清眞人 シリーズ『マルクス主義の終焉を如何に引き取るべきか』(2) 「竹内芳郎復権の意義を論ず ―― マックス・ヴェーバーとの深き関連においても」、『近畿大学日本文化研究所紀要』第8号、近畿大学日本文化研究所、2025-03-07、95-165頁。
鄭雪津「カミュと同時代哲学者との論争 : サルトル、メルロ=ポンティ、バタイユとの思想的交流」、『HABITUS』第29号、西日本応用倫理学研究会、2025-03-20、173-189頁。
澤田直「サルトルとユダヤ的なもの(3) : イスラエル・パレスチナ問題」、 『立教大学フランス文学』第54号、立教大学フランス文学研究室、2025-03-23、47-60頁。
赤木優希「マイクロアグレッションにおける前反省的な敵意について ―― サルトルの現象学的他者論を手がかりに」『哲学の探求』第52号、哲学若手研究者フォーラム、2025-03-31、113-125頁。
伊ヶ崎泰枝「シモーヌ・ド・ボーヴォワール作品におけるシャルル・デュランの果たす役割について」、『京都産業大学論集』第58号、京都産業大学人文科学系列、2025-03-31、151-165頁。
田中耕一郎「漢方薬と身近な植物 : 日本の土壌と文化へのルーツ(71)レヴィ・ストロース、サルトル、そして日本と日本食」、生命科学振興会「医と食」編集部、2025-04、102-107頁。
漢方薬と身近な植物 : 日本の土壌と文化へのルーツ(71)レヴィ・ストロース、サルトル、そして日本と日本食 | NDLサーチ | 国立国会図書館
柴田健志「サルトルの身体論 『心の哲学史』の公刊に寄せて」、『こころの科学とエピステモロジー』第7巻第1号、心の科学の基礎論研究会、2025-05-15、40-47頁。
・日本サルトル学会では、研究発表・ワークショップ企画を随時募集しています。発表をご希望の方は、下記のメールアドレスにご連絡下さい。なお例会は例年7月と12月に開催しています。
・学会誌(電子ジャーナル)『サルトル研究 エレウテリア』第3号へのご応募、ありがとうございました。現在、編集を進めており、本年11月に刊行の予定です。その後に、次号への応募を開始します。
・サルトル関連文献には漏れもあるかと思います。ご自身で新たに発表された論文や著書などがあればお知らせいただけるとありがたいです。
・会報が住所違いで返送されてくるケースが見受けられます。会員の方で住所、メールアドレスが変更になった方は、学会事務局までご連絡ください。なお、会報はメールでもお送りしています。会報の郵送停止を希望される方は、事務局までご連絡ください。
日本サルトル学会 AJES Association Japonaise d’Etudes Sartriennes
〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1 法政大学人間環境学部 竹本研史研究室
c/o Kenji TAKEMOTO, Hosei University, 2-17-1, Fujimi, Chiyoda-ku, Tokyo, 102-8160, JAPAN