公式サイト(https://www.fmfj.or.jp/events/20251018.html)より申し込みが可能です
鈴木雅雄(早稲田大学)、永井敦子(上智大学)、澤田直(立教大学名誉教授)、塩塚秀一郎(東京大学)、塚本昌則(東京大学名誉教授)
塚本昌則、鈴木雅雄
日仏会館ホール
100名
一般1,000円、日仏会館会員・学生 無料
日本語
(公財)日仏会館
第二次世界大戦前から戦後にかけて、フランスでは「文学とは何か」という問いがさかんに論じられました。ヴァレリー『詩学講義』(1937-1945)、サルトル『文学とは何か』(1948)、バルト『エクリチュールのゼロ度』(1953)、ブランショ『文学空間』(1955)など、その例は枚挙にいとまありません。注目すべきことは、これが何より戦争の時代であり、文学をめぐる問いが、過酷な現実とどのように向きあうのかという問いと切りはなすことができないということです。より広く、二十世紀全体を通して、どのようにして社会に語りかけることができるのかを、作家たちは模索してきました。文学の価値が凋落し、力を失ってゆくこの時代、文学と社会、文学と現実との関係がどのようなものと考えられたのか、いくつかの視点から考察していきます。
13:00 趣旨説明
第I部 革命と文学、戦争と文学
司会:塚本昌則
13:10 鈴木雅雄「文学として信じる/文学なのに信じる──シュルレアリスムと秘密結社の想像力──」
13:50 永井敦子「革命作家芸術家協会離脱者の<モラリスムなきモラル>──ピエール・カミナードの『イマージュとメタファー』(1970) を中心に──」
14:30 澤田直「サルトル『文学とは何か』再読──戦争が文学に突きつけるもの」
15:10 質疑応答
15:30 休憩
第II部 作家は何を語っているのか? 作家とは誰か?
司会:鈴木雅雄
16:00 塚本昌則「〈文学とは何か?〉──ヴァレリー・ブランショ・バルトにおける間接言語の探究」
16:40 塩塚秀一郎「文学とコンセプチュアル・アートの境界:作家とは誰か? 書物とは何か?」
17:20 質疑応答・全体討議
18:00 閉会
サルトル研究者であると同時にプルースト研究者でもあった鈴木道彦先生が昨年11月11日に逝去されたことを受け、先生のご業績を振り返る公開シンポジウムを開催いたします。
(サルトル学会では、このシンポジウムが第55回例会拡大開催会となります。)
対面でのご参加は申込み不要です。Zoomでの参加をご希望の方は、7月11日(金)17:00までに下記のリンク(左)よりフォームにアクセスしてご登録ください。懇親会へのご参加希望者はリンク(右)より予約をお願いします。締切りは7月4日ですが、定員に達し次第、受け付けを終了させていただきます。
12:30 日本サルトル学会総会(*1)
13:00 開会の辞:澤田直(立教大学名誉教授)
13:10~14:00 基調講演
海老坂武(フランス文学者)「鈴木道彦とサルトル —— 記憶のはざまから」
吉川一義(京都大学名誉教授)「鈴木道彦先生の想い出をめぐって」
14:00~15:30 第1部「プルースト、サルトル、第三世界」
司会 坂本浩也(⽴教⼤学)
発表 中野知律(一橋大学名誉教授)「プルースト研究史における鈴木道彦」
竹本研史(法政大学)「鈴木道彦と/のサルトル」
中村隆之(早稲田大学)「鈴木道彦とフランツ・ファノン」
15:30~16:00 休憩
16:00~18:00 第2部 「戦後の世界および日本とフランス文学」
司会 生方淳子(国士舘大学)
発表 合田正人(明治大学)「喘息、オイディプス、autistique/artistique?」
鵜飼哲(一橋大学名誉教授)『アルジェ/東京』から見えるもの、聞こえるもの」
永野潤(東京都立大学)「鈴木道彦と〈 宥めない左翼 〉」
小林成彬(國學院大学)「鈴木道彦の一九六〇年代 ―― 越境/異郷」
澤田直(立教大学名誉教授)「境界を越える勇気」
18:00〜18:30 全体討議
19:00〜21:00 懇親会 予約制 参加費6000円、学生3000円(当日、現金にてお支払いください。)
(*1)例年、シンポジウム・研究発表の後に行っている総会を今回はシンポジウムの前に執り行います。
日本サルトル学会会員の方は、ひと足早くご参集ください。Zoomは用いず対面のみとします。
Zoom参加用 懇親会参加用
https://forms.gle/dJskdsKyTzQwkj1z9 https://forms.gle/eYWFQfs7TTTYZvmY9
下記の通り、新ソルボンヌ大学教授ギヨーム・ブリデ氏の講演会が開催されますのでご案内いたします。当日参加も可能ですが、会場の図書館入館円滑化のため、「対面参加」フォームより、6月3日(火)15時までにご予約いただけますと幸甚です。オンライン参加を希望の方は、「オンライン参加」フォームより、6月5日(木)17時までにご登録をお願いいたします。みなさまのご参加をお待ちしております。
●対面参加フォーム↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc6aMhZbaXkuu-TWbyBpsSiK-oa2PqZV6cuA7zL8fEdxfaAcg/viewform
●オンライン参加フォーム↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfJgbkxmFX-pQPlWwr9s7rs840N9BlpFN4CwNmGDdqR1ilhVg/viewform
Les renouvellements de l’engagement politique de la littérature française contemporaine
Dans un présent où semblent s’accumuler les menaces (sociales, politiques, climatiques), de larges secteurs de la littérature française contemporaine mettent en avant la nécessité d’un engagement de la littérature. Cet engagement ne revendique toutefois pas son inscription dans la longue liste des écrivains engagés qu’a retenus l’histoire littéraire et qui va de Zola à Sartre en passant par Aragon ou Malraux. Est-ce donc que l’engagement contemporain concerne un type différent d’écrivain, se donne des objectifs nouveaux et prend des formes inédites ? Sur fond de prise de distance avec une pensée de l’universel accusée de masquer les dominations de classe, de sexe et de « race » mais en identifiant également des continuités occultées, il s’agira de décrire et de comprendre les différents modes contemporain d’engagement politique de la littérature française sous trois rapports concernant le langage, l’imaginaire et l’action : défaire le langage de la domination et susciter un langage qui rende compte d’une expérience située ; imaginer le pire de notre monde et ouvrir des possibles plus enviables ; et enfin prôner le passage à l’acte violent ou mettre en place des modes d’écriture qui soient déjà un changement en acte.
ジャン=ポール・サルトルの戯曲『アルトナの幽閉者』は、第二次世界大戦後のドイツを舞台に、人間の「状況における自由と責任」を徹底的に問い直す作品として知られています。
今回のトークイベントでは、サルトルが提示したこのテーマを、現代の文脈に引き寄せて再考します。昨今、世界はかつてない混迷の時代に突入しています。アメリカの大統領交代に始まり、激化する貿易戦争、グローバル経済の不安定化、そして民主主義や言論の自由を揺るがす数々の出来事……。私たちは、日々「不確かさ」と「分断」にさらされながら生きています。
このような状況下において、60 年以上前にサルトルが示した思想は、果たしていかなる意義を持つのでしょうか?
倫理や責任を忌避する言動が蔓延するなか、サルトルの言葉はまだ人びとに力を与えることができるのでしょうか? 対談では、『アルトナの幽閉者』を軸にしながら、サルトルの思想的射程を改めて読み直すとともに、文学がいかにして時代を照らし、私たちの思考に火をつけるのかをめぐって語り合っていただきます。哲学、文学、歴史、そして現代社会を横断する、刺激的な一夜となることでしょう。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
ノッティンガム・トレント大学名誉教授Jean-Pierre Boulé
哲学、小説、演劇、伝記などの著作を通じて「性」の存在論的な考察を試みながらも自らの性についてあまり語らなかったジャン=ポール・サルトル。
この問題に関して、サルトル、シモーヌ・ド=ボーヴォワール、エルヴェ・ギベール、アブデラ・タイアなどの研究者であるジャン=ピエール・ブレがサルトルのボードレール論、ボーヴォワールのサド論を軸に語ります。
13:45 開場
14:00〜14:10 趣旨説明:平賀裕貴
第1部 サルトルと現代思想 司会:関大聡
14:10〜14:40 大坪裕幸「普通の大学生が、サルトルを読む理由」
14:40〜15:10 黒木秀房「他者にふれる——サルトルの継承とドゥルーズ的展開」
15:10〜15:40 平賀裕貴「émotion をめぐって——サルトル、ベルクソン、サンゴール」
15:40〜16:00 澤田先生によるコメント、質疑応答
16:00〜16:20 休憩
第2 部 サルトルの現在と未来 司会:黒木秀房
16:20〜16:50 小林成彬「意味のドラマトゥルギー 澤田直の仕事から」
16:50〜17:20 関大聡「〈私たち〉を開く——これからサルトルを読むために」
17:20〜17:40 澤田先生によるコメント、質疑応答
※事前参加登録不要
連絡先:hiragahirotaka@gmail.com(平賀)
テアトロ・パン 公演
宝塚文化創造館講堂ホール
入場料1000円(前売り・当日共)・未就学児童入場不可
入場券販売所:
宝塚文化創造館 https://takarazuka-c.jp/bsk/
ソリオホール
ベガ・ホール
尚、入場券は上記販売所以外に 岡村にメールを頂ければ折り返し後払いのチケットを添付でお送りいたします
料金は当日会場受付でお支払いお願い致します
要登録:https://zoom.us/meeting/register/0HBd7C17Th2bxOWndRNrkA
企画運営:渡名喜庸哲・長坂真澄・西山雄二
後援:日仏哲学会、脱構築研究会、レヴィナス協会、日本サルトル学会
・サルトル 関大聡
・カミュ 渡辺惟央
・ドゥルーズ:廣瀬純
・レヴィナス:馬場智一
・リクール:長坂真澄
・デリダ:西山雄二
・アブデルケビール・ハティビ:鵜飼哲
・シャマユー:渡名喜庸哲
総括コメント:早尾貴紀