日本サルトル学会会報 第18号 2007年 12月
Bulletin de l'Association Japonaise d'Etudes Sartriennes no.18 decembre. 2007
日 本 サ ル ト ル 学 会 会 報 第18号 2007年 12月
事務局からのお知らせ
例年、7月と12月の年2回例会を開催してきましたが、12月の例会は、日程の調整ができず、今年度は開催を見送ることとなりました。会員の皆様へのご連絡が遅くなってしまい、申し訳ありません。
今後に関しては、以下のように予定しております。
・例年7月に開催されている例会を、来年度は少し早めて、2008年5月か6月に開催します。内容は、前回と同じく、通常発表と、ワークショップ「『倫理学ノート』を読む」（第2回）を予定しています。発表やコメンテーターを希望する方は、２月末までに事務局まで、お申し込みください。
・2008年は、ボーヴォワール生誕100年です。フランスでは、１月９?１１日に、ジュリア・クリステヴァ、クロード・ランズマンなども参加する大規模なシンポジウムがパリで行われます。日本サルトル学会でも秋（11月ごろ）に、ボーヴォワールとサルトルに関連したシンポジウムなどの企画考えています。会員の皆様のご意見やアイデアを事務局までお寄せください。
次期例会に関しては、詳細が決定し次第、会員の皆様に改めてご連絡させていただきます。
今後の予定、またその他の事についても、ご意見がございましたら、事務局までご連絡ください。
サルトル関連出版物
・ジャン=ポール・サルトル著/松浪信三郎 訳『存在と無----現象学的存在論の試み １』ちくま学芸文庫、2007年11月（全三冊）
・Aliocha Wald Lasowski, L'Enfance d'un chef de Jean-Paul Sartre, Gallimard, 2007
訃報
哲学者・思想家アンドレ・ゴルツが、2007年9月24日（22日ともいわれるようですが）、不治の病にかかっていた夫人とともに自殺しました。ご冥福をお祈りします。
本名はGerard Horst、1924年に、ユダヤ教徒の父とカトリックの母の間にウィーンで生れました。1958年に発表した観念的自伝『反逆者』に、サルトルが序文を寄せました（「ねずみと人間」『シチュアオンIV』）。晩年は実存主義的社会主義からエコロジー的発想へと転じました。
ＧＥＳ関連情報
GESの発表の公募要項です。
Groupe d'Etudes Sartriennes
Appel a Communications
Le colloque annuel du Groupe d'Etudes sartriennes se tiendra a Paris le vendredi 20 et le samedi 21 juin 2008.
Les themes directeurs suivants ont ete retenus :
Sartre et les poetes.
Sartre, l'histoire, les historiens.
Les propositions de communication, presentees sous la forme d'un abstract d'une a deux pages, doivent etre adressees, par e-mails ou par la poste, a Marielle Mace ou Jean Bourgault avant le 10 janvier 2008, date limite. Ces propositions seront examinees par le Conseil d'administration du GES en fevrier.
Michel Contat,
President du Groupe d'Etudes Sartriennes
Pour le Secretariat,
-- Lettres : Marielle Mace - mace@fabula.org
9 rue Severo, 75014 Paris.
-- Philosophie : Jean Bourgault - jean.bourgault@club-internet.fr
48 rue de Montreuil, 75011 Paris.
2007年6月、GESの会長はJuliette Simonが退き、Michel Contatが就任、文学系事務局の責任者は、Benoit DenisからMarielle Maceに替わりました。
ＧＥＳのホームページは http://www.ges-sartre.fr/ に変更されました。