サルトル研究会会報 第1号 1995年 11月

Bulletin du Cercle d'Etudes Sartriennes no.1 novembre 1995


 サ ル ト ル 研 究 会 会 報 第1号 1995年 11月



サルトル研究会第1回例会のお知らせ



 第1回例会が下記のように開催されることになりましたので、ご案内申し上げます。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

日時:1995年11月18日(土)午後3時

会場:青山学院大学(総研ビル第14会議室)

発表


「エクリチュールと反創造の欲望  〈書イタモノハ残ル〉におけるフローベール、マラルメ、サルトルの系譜」

柴田芳幸氏(高崎経済大学)

 発表の後、研究会の頻度や場所、予算など具体的な会の運営方針などを話し合う予定です。出来るだけ多くの会員の意見を反映させたいと思いますので、今回参加できない方は、手紙・ファックス・E-mailなどでご意見をお寄せくだされば幸いです。また、文献目録を作成中ですので、みなさまの御業績をお早めにお送りください。

 柴田氏の発表は『家の馬鹿息子』における〈書イタモノハ残ル〉と題された章についての考察であり、文章表現(書イタモノ)への作家の欲望という興味深い問題を提起するものです。あらかじめ、L'Idiot de la famille I, pp. 906-978、邦訳第2巻301~384頁に目を通して頂ければ、より活発な議論が望めるものと思います。