サルトル研究会会報 第20 2001年 1

Bulletin du Cercle d'Etudes Sartriennes no.20 aout 2000


 サ ル ト ル 研 究 会 会 報 第20号 2001年 1月



国際シンポジウムの報告


 昨年11月25日(土)26日(日)の二日間にわたって国際シンポジウム「20世紀の総括-サルトルの遺産(文学・哲学・政治)」がサルトル研究会・青山学院大学フランス文学科の主催で青山学院大学・総研ビルにおきまして開催されましたので、ご報告いたします。

 今回はフランスから三名の方をお呼びした他、日本在住のフランス人研究者の参加も非常に多く、名実ともに国際シンポジウムの名に相応しいたいへん充実したものになりました。また様々な方面の方が数多くご来場くださいました。


「20世紀の総括-サルトルの遺産(文学・哲学・政治)」

■11月25日(土) 総研ビル 12階 大会議室

◇開会のご挨拶  石崎晴己(青山学院大学) 13:00

◇研究発表  サルトルの時代  13:10~15:00

司会:鈴木道彦(獨協大学名誉教授)


◇Table ronde サルトルの遺産、新しい世紀へと向けて  15:15~18:45

司会:石崎晴己(青山学院大学)

  澤田直(白百合女子大学)

  Jean-Francois Louette(グルノーブル第3大学)

  Genevieve Idt(パリ第10大学)

  Henri Godard(パリ第4大学)




■11月26日(日)  総研ビル 11階 第19会議室

◇研究発表 文学と政治をめぐって  10:00~11:45

司会:清眞人(近畿大学)


◇研究発表 哲学者サルトル     13:00~15:00  

司会:生方淳子(国士舘大学)


◇共同討議 他者との対話  15:15~17:45  

司会:澤田直(白百合女子大学)


◇閉会の辞  鈴木道彦(獨協大学名誉教授) 17:45


18時より、青山学院大学の向かいにある「子供の城 8階パーティー会場」にて懇親会が開かれ、多くの参加者を得て、盛況のうちに会を閉じることができました。


☆企画から運営までご尽力いただきました石崎晴己先生をはじめ、青山学院大学の関係者の方々にたいへんお世話になりました。御礼もうしあげます。

また、様々な形でご後援をいただきました在日フランス大使館、日本フランス語フランス文学会、日仏哲学会、中央大学の各機関に深く感謝いたします。


☆このシンポジウムの内容はなんらかの形で公開したいと考えています。また、ホームページ上において、レジュメや写真などの公開も考えています。


☆ シンポジウムのために仏大使館のミッションとして来日したルエット氏は、日仏学院、日仏会館、関西日仏学院などでも講演を行い、青山学院大学が招聘したイット女史は、青山学院大学、関西大学などでも講演や講義を行い、好評を博しました。


☆ フランスのGESのBulletin 14号が届いています。ご希望の方は事務局にご連絡ください。(送料込みで3000円です)


☆ 出版ニュース 

サルトル『真理と実存』(澤田直訳)(人文書院)