写真中央の下側にかたまって休憩しているのは、ベトナム人の青年達男女7名です。
このグループとは、駐車場にいる頃からなんだかフィーリング(feeling)が合っていて、お互いにニコニコしていたら、ある男性が「私たちベトナム人ね、よろしくお願いね。」と日本語で声をかけてくれたので、「こちらこそ、私ニポンジンね、オールド マン(年寄)ね、みなさんヤングね。」と言ったら、心は通じたのか、みんなで笑って「よろしくね。」「よろしくね」と仲良しになってしまいました。笑顔に言葉の壁はありません。
片言の英語で喋らなくてもよかったようです。その old man も気になって後で調べてみたら、年寄りのことは old people というらしいです。私の英語力は、中学一年一学期末テスト65点の実力からなんら進化してないようなのです。ちなみに、この英語のテストは、中学生にとって初めてのことだったので問題もやさしく、平均点が85点くらいだったと記憶しています。どうでもいいようなことを覚えているということは、当時少しはショックだったのかもしれません。
彼らは若いしみんな元気がいいので、 78才の old peopleで、ゆっくり登山の私などすぐに追い越してしまうのですが、みんなで集まって休憩しながらわいわいお喋りをしたり、食べたり飲んだり写真を撮ったりするのも楽しくて仕方がないらしく、また old people が追い越してしまうということが繰り返されることになったのでした。
またまた私の得意とする〖いらぬお世話のお節介〗の始まり始まり。 つまりは、私は、珍しい花、きれいな花、季節の花等を見つけたら、誰彼なしに「ここに〇〇が咲いていますよ」と伝えないではいられなくなるのです。
私が〖ベンチ 1〗で小休憩をしていたら彼らがやって来たので、その時は笑顔の交換だけにして、私は早めに立ち上がり、この先のリンドウが多いことで知られる急坂の途中まで行って腰を下ろし、彼らが来るのを待っていたのでした。そこは、上の写真➀➁➂が生えている所です。そう、お節介の始まりなのです。
しばらくして、彼ら一行が来たので「This is a rindou. Rindou. ! 」と中一実力の流暢な英語で言ったら、何人かが「Is this a rindou ? Rindou ? 」などと言いながら写真➂のものなどを撮影しだしたので嬉しくなりました。で、調子に乗ってしまった私は、大袈裟に花ひとつひとつを指差して「Yes. yes. This flower's name is a rindou. 」と叫んだものだから、それが面白かったのか、花が気に入ったのかは分からないが、それぞれにリンドウ、リンドウと言いながら楽しそうに登って行きました。
掲載の写真は、先に動いた3人がふりかえって「リンドウ!!」と叫んだので撮影したものです。この後は、追い越し追い越されしながらに出合う時、「リンドウ!!」「リンドウ!!」と言って互いに指さすのが挨拶代わりになってしまったようです
いやぁ、いい青年達ですよ。こんなオールドマン(old people)と ちょっとくだけて付き合ってくれるんですものねぇ。生きてりゃ幸せっていう感じかしらね。/ 調べて、rindouは英語では Gentian というようです。なに、発音? 発音は よく分かりません。なにしろ、私の英語力は、 中学一年一学期末テストの実力から進化していませんから。