電子情報通信学会ヒューマン情報処理(HIP)研究会

「顔・身体学セッション」

2022年9月5日,電子情報通信学会ヒューマン情報処理(HIP)研究会の顔・身体学セッションが開催されました。


日時:2022年9月5日

会場:Zoom開催

参加者:延べおよそ25人


昨年に引き続き「顔・身体学セッション」が開催され,2件の口頭発表がおこなわれました。発表テーマは多岐にわたり,目撃証言における凶器注目を聴覚モダリティで検討した研究や,自律神経系活動測定における皮膚電位活動の有用性を検討した研究の成果が報告されました。また,招待講演として,福山大学の宮崎由樹先生に「衛生マスクの心理学研究」というタイトルでご講演いただきました。ご講演では,衛生マスクの着用に関するこれまでの研究の歴史を網羅的にご紹介いただいたうえで,透明マスクが表情認知パフォーマンスを向上させる可能性等について検討した,宮崎先生の最新のご研究の成果をお話いただきました。質疑では,限られた時間の中で,それぞれの研究の結果の解釈や今後の展望について議論が交わされました。


(by M. Kawahara, Tokyo Women’s Christian University)