顔身体学領域公開シンポジウム

『障害と身体運動、間身体的交流:パラスポーツとリハビリテーション』

2020年12月28日、Zoomを利用して、領域公開シンポジウムが開催されました。

日時:12月28日 10:00-12:00(日本時間)

会場:zoomオンライン

参加者:延べ85名


プログラム:

10:00-10:10 趣旨説明 河野哲也(立教大学文学部)

10:10-10:40 牧野遼作(広島工業大学)「身体の動かし方を他者に伝え,気づかせる: リハビリテーションでの専門家とクライアント間の微細な相互調整」

10:40-11:10 マセソン美季(日本財団パラリンピックサポートセンター)「パラスポーツの経験から(仮)」

11:10-11:25 長滝祥司(中京大学) 指定討論

11:25-12:00 全体討論と質疑応答


哲学班を運営の中心とする公開シンポジウム「障害と身体運動、間身体的交流:パラスポーツとリハビリテーション」を開催しました。

河野哲也先生(立教大学)によるリハビリテーションとスポーツとに共通する怪我からの復帰と成長という趣旨説明から始まり、牧野遼作先生(広島工業大学)には障害をお持ちのお子さんとそのお母さんとの家庭内の遊戯的な相互行為の分析について、パラリンピアンであるマセソン美季先生(日本財団パラリンピックサポートセンター)には、中途障害をおってからどのようにスポーツ、特に、道具を使用したスポーツに取り組まれたかについてご自身の体験をふまえた講演をしていただきました。

長滝祥司先生(中京大学)には、お二人の発表の共通点である身体、さらにはその拡張という点からコメントをしていただき、発表者お二人からの応答がありました。また、全てのセッションが終了した後に、聴講者からの質問に対する応答の時間が設けられ、活発な議論が行われました。


(by S. Sako, Rikkyo University)