2021年度回領域若手研究会

霊長類における視覚認知について~顔知覚を中心に~

2022年 228日、Zoomを利用して、2021年度第4回領域若手研究会が開催されました(共催:中央大学人文科学研究所研究会「視覚と認知の発達」)。

日時:2月28日(月)16:00 - 17:30

会場:ZOOM Meeting

参加者:15名

講演者:足立幾麿先生(京都大学霊長類研究所)

講演タイトル:霊長類における視覚認知について~顔知覚を中心に~

講演要旨:動物の身体や行動、また社会様式と同様に,こころの働きも進化の産物である。こころは化石からは直接的に観察できないため、比較認知科学という学問領域では、現存する様々な動物種を対象とした比較研究の中でこころの進化的側面にアプローチをおこなっている。中でもヒトと進化的に近縁な霊長類はヒトの認知様式の進化を考えるうえで重要な標的種群である。そこで本講演では、重要な社会的刺激である「顔」の知覚様式を中心的な話題に据えつつ、霊長類の視覚認知についての研究の紹介をする。


足立幾麿先生(京都大学霊長類研究所)に『霊長類における視覚認知について~顔知覚を中心に~』と題して、霊長類の顔知覚についてご講演いただきました。講演では比較認知科学の基礎的な解説から、霊長類の顔知覚についての最新の研究までご紹介いただきました。また、霊長類の身体知覚に関する最新の研究もご紹介いただき、活発な議論が交わされました。


(by Y. Tsuji, Chuo University)