今回は領域心理班の若手が中心となって顔・身体学セッションを設け,その中で9件の口頭発表と,筑波大学の松田壮一郎助教(公募班B01-K102研究代表者)による招待講演が行われました。触覚や身体運動など身体を通した知覚と表出をめぐる研究紹介をはじめ,顔の知覚における発達やコミュニケーションの切り口からの議論など,まさに「顔」「身体」を軸に据えながら,非常に彩り豊かでボリュームのあるセッションとなりました。発表内容は心理学の観点からの研究が中心ですが,HIP研究会ならではの場として,工学を専門とされる先生方からの質問とコメントも多くいただき,バラエティに富んだ研究会になったのではないかと思います。( by H. W. Yamamoto, Tokyo Woman's Christian University)