神戸コンベンションセンターで行われた、第41回日本神経科学大会において、シンポジウム「個性と身体表現の創発に関わる神経機構Neural basis for emergence of individuality and face-body expression」が開催されました[企画者:山口真美教授(中央大学文学部)、大隅典子教授(東北大学大学院医学系研究科)]。このシンポジウムは、本領域と、多様な「個性」を創発する脳システムの統合的理解(略称:「個性」創発脳、代表:大隅典子教授)の、2つの新学術領域との共同企画として行われました。話題提供者として、本領域からは、渡邊克己先生(計画班代表・早稲田大学)、田中章浩先生(計画班代表・東京女子大学)、大塚由美子先生(計画班分担・愛媛大学)、「個性」創発脳の領域からは、平松千尋先生(九州大学)、菅野康太先生(鹿児島大学)、片平健太郎先生(名古屋大学)の6名が登壇しました。知覚処理や行動特徴の文化差、個人(個体)差の生起要因を探る研究は、日本神経科学大会の参加者の関心を集め、シンポジウム会場では多くの来場者により、フロアを交えた多角的な議論が交わされました。(by Y. Ujiie, Chuo University)