Kyle Shuttleworth氏研究ワークショップ

“The History and Ethics of Authenticity”


2021年3月17日、Zoomを利用して、Kyle Shuttleworth氏による"The History and Ethics of Authenticity"ワークショップが開催されました。

日時:3月17日(火)14:00 - 17:00

会場:Zoom オンライン

参加者:20名(海外からの接続5名)


哲学班を運営の中心とするKyle Shuttleworth氏"The History and Ethics of Authenticity"ワークショップを開催しました。

Shuttleworth氏(立教大学)は、Authenticity(本来性)をめぐる哲学史的研究とその現代的展開の二部からなる自身の著作について解説していただきました。

織田和明先生(大阪大学)には 「What Is The Authentic Self in 2021?」というタイトルのもとに、日本哲学、特に九鬼周三の偶然性や現在のデータサイエンス全盛の時代における自己等との関連でご発表ご質問いただき、犬塚悠先生(名古屋工業大学)には社会実存的本来性(socio-exisitential authenticity)の六つの特徴について丁寧に概観されたうえで、ご自身の専門である和辻哲郎との関連性などについてご質問いただきました。

Shuttleworth氏にはお二人のコメンテーターからの質問について丁寧な応答をしていただいたうえで、最後に聴講者からの質問に対する応答の時間が設けられ、海外からの参加者も含めた活発な議論が行われました。


(by S. Sako, Rikkyo University)