第6章では意思決定の一般的なやり方として①問題の種類を知る②必要条件を明確にする③何が正しいかを知る④行動に変える⑤フィードバックを行う、という五つのステップを紹介し、この第7章では、そのような意思決定のステップに入る前提として成果をあげる方向を見失わないために、組織の皆が意識しておかなくてはならないことについて述べています。
「まずは事実を把握しよう」から始まることは誤りであるとしつこいくらい繰り返しています。それは、人によって見える事実が異なるからです。
したがって共通の理解を得るためには、それぞれの人が言っていることは意見であり、それが有効であるためには検証が必要だ、そうして組織として事実が何かを決めていく必要があるということなのだと思います。
2013/6/6
update : 2015/12/30