前項で、必要条件を明確にするには時間がかかると述べましたが、もっと時間のかかるのが四つ目のステップ「行動に移す」段階です。
「総論賛成、各論反対」という言葉があるように、目的や目標でなんとか合意できたとしても、いざ実行となったら、その手段についてまた議論が始まるというのは、よくあることです。
誰か特定の人の仕事と責任になるということは、その当事者が変化を受け入れなければならないので、さまざまな抵抗が起きる、したがって最も時間のかかる部分だということでしょう。
だからこそ、丁寧に上記の4つの問いに答え、評価の基準などを変えて、当事者が行動しやすい環境を作って説得に当たっていくことによって、決定を行動に結びつけよとアドバイスしているのです。
2013/6/4
renew:2015/12/6