成果を上げる人間関係の四つの基礎的な要件の第3は自己開発、第4は人材育成としています。(第1はコミュニケーション、第2はチームワークでした。)
専門家である以上、その専門知識やスキルは他に貢献できる一流のものが求められます。したがって、自分の役割・貢献を果たすために必要なものはどんな専門知識なのか、スキルなのかを、把握しておく必要があります。
ドラッカーはここで詳しくは述べていませんが、状況や環境が変化するのに合わせて、自らの専門知識やスキルを変化させていかなければならない、そのためにはいつも自分を見つめ直すことが大事なのだと考えていると思います。
そして自己開発に真摯に取り組むことによって、周りの人に良い影響を与え、他の人の自己開発、すなわち人材育成につながっていくということなのでしょう。
卓越性(excellence)が大きなキーワードになっています。他人に迷惑をかけない程度の仕事ではなく、その道の第一人者を目指せ、ということです。
create::2015/10/3