Some of the best business and nonprofit CEOs I’ve worked with over a 65-year consulting career were not stereotypical leaders.
They were all over the map in terms of their personalities, attitudes, values, strengths, and weaknesses.
They ranged from extroverted to nearly reclusive, from easygoing to controlling, from generous to parsimonious.
私が65年間コンサルタントとして出会ったCEOのほとんどが、いわゆるリーダータイプでない人だった。
性格、姿勢、価値観、強み、弱みのすべてが千差万別だった。
外交的な人から内向的な人、頭の柔らかな人から硬い人、大まかな人から細かな人までいろいろだった。
stereotypical leader : 典型的なリーダー
all over the map : いたるところに散らばっている
extroverted : 外交的性格の人、社交的な人
reclusive : 隠遁者、世を捨てた
easygoing : ゆったりとした, のんびりした, 気楽な, こせこせしない
generous : 気前のよい, 金離れのよい, 寛大な
parsimonious : けちな, 出し惜しみの
What made them all effective is that they followed the same eight practices:
- They asked, “What needs to be done?”
- They asked, “What is right for the enterprise?”
- They developed action plans.
- They took responsibility for decisions.
- They took responsibility for communicating.
- They were focused on opportunities rather than problems.
- They ran productive meetings.
- They thought and said “we” rather than “I.”
彼らが成果を上げたのは八つのことを習慣化していたからだった。
(1) なされるべきことを考える
(2) 組織のことを考える
(3) アクションプランを作る
(4) 意思決定を行う(に責任を持つ)
(5) コミュニケーションを行う(に責任を持つ)
(6) (問題ではなく)機会に焦点を合わせる
(7) 会議の生産性をあげる
(8) 「私は」ではなく「われわれは」を考える
第1章から終章までの本文は1966年(ドラッカー56歳)に書かれたものですが、この序章は2004年6月のハーバードビジネスレビューに掲載されたものですから、当初の著作から40年近くが経過しています。
序章では成果をあげる習慣を上記のように8つ列挙しています。しかし、1966年当時の著作では、①自分の時間を知る、②貢献について考える、③強みを生かす、④最も重要なことに集中する、⑤成果をあげる意思決定を行う、という5つの習慣について詳述しています。
一冊の本の中ですが、序章と第1章から後の記述に、数の上では矛盾があります。
昔の著作の誤りを40年後の論文で自ら正したというわけではないでしょう。また、どちらが正しくてどちらが誤っているという間違い探しをする必要はないと思います。
いずれも、ドラッカーの文章を読んで自らの行動に反映していく(実践する)ことで、次第に意識せずに成果を上げられるようになっていくのでしょう。
つまり、成果をあげる習慣を身につけることができるようになるのです。
create:2016/2/15