【東洋学研究所】2026年度第1回研究発表例会
【東洋学研究所】2026年度第1回研究発表例会
開催
2026年7月18日(土)13:00開催 於:オンライン(GoogleMeet)
概要
発表1
最明寺入道の明暗-能『鉢木』の周辺
原田 香織 先生(客員研究員)
鎌倉幕府第五代執権でもある最明寺入道(北条時頼)は『徒然草』第二一五段にもみられるように質実堅固な人物として名君の誉れ高く、以後、廻国伝説として能『鉢木』から広がり、人形浄瑠璃,歌舞伎の一系統として「鉢の木もの」と呼ばれる作品群へと展開する。一方、江戸時代の国学者からは名君という評価に対して否定的な見解が多い。本発表では能『鉢木』の分析を中心に鎌倉文化圏に蘭渓道隆、兀庵普寧、道元と禅宗を勧請した最明寺入道の伝承と思想について考察する。
発表2
日本神道とキリスト教における邪神と悪魔
中里 巧 先生(客員研究員)
日本神道は広く深い世界ですが、天狗・邪神・まがつ神・荒神といっても、絶対的な「悪」とは言い切れず、怖い存在である反面で幸せをもたらす神様であり、現代の社会状況で出現するような、「悪魔」的なものではありません。大本教だけが、絶対的な悪としての邪神を語っています。日本神道に対して、キリスト教のばあい、とりわけ新約聖書において悪魔が沢山出現します。どこに決定的な要点があるのか、考察します。
発表3
南方熊楠の神社合祀反対運動の射程 文明論・環境保護論の観点から
曽田 長人 先生(研究員)
南方熊楠(1867~1945年)は明治・大正政府による神社合祀令に反対し、神社の森林の保護を訴えた。これは、現代における環境保護運動の先駆になった、と見なされることが多い。本発表は、南方の書簡や神社合祀反対をめぐる言行から、西洋で支配的な(M.ヴェーバーに代表される)近代文明論や(J.ラートカウに代表される)環境保護論とは異なる文明論や環境保護論を読み取り、南方による神社合祀反対運動の射程を検討する。
お申込み
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お問い合わせ
東洋学研究所 〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20 TEL:03-3945-7483 ✉:toyogaku@toyo.jp