2015年1月からスタートしました。
ご訪問ありがとうございます
<(_ _*)>
埼玉に移り住んで30年以上も経つのに身近な所にこんな自然が残っているとは知りませんでした。
友人が見沼のダートをFacebookで紹介したのがきっかけでその友人から地図付の写真集を見せてもらい走って来ました。
初走行の前にどんなところか調べてみました。
【このページの目次】
2015/08/23 見沼田んぼをのんびり初走行
見沼田んぼとは
見沼田んぼは埼玉県のさいたま市から川口市の2市にまたがって広がる広大な田園地帯です。
その面積は1260ヘクタールもあり、田んぼや畑、雑木林、芝川や見沼代用水がかたち作る沼や公園が点在する自然豊かなところです。
都心からも25km程度と近く、周辺が急激な都市化が進む中でこれだけの緑地が保全されているのは1965年に埼玉県が制定した「見沼三原則」のおかげだそうです。
これは見沼地区の農地転用を制限し原則として開発行為を不可能とするものです。
開発されないが故にダート道が豊富に残されているわけです。
グーグルマップ → 見沼田んぼ
見沼の歴史
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見沼田んぼは、かつてはさいたま市付近にあった大きな「沼」でした。
またもっと昔には見沼田んぼが東京湾が深く入り込んだ形の「海」であったことが縄文時代の遺跡や貝塚が残っていることからわかるそうです。
その後海が徐々に後退し河川によって運ばれた土砂が堆積して河口が塞がれるて見沼田んぼ周辺は巨大な湖となりました。
地図はクリックで拡大します。
さらにクリックでもっと拡大します.
工事を担当した井沢弥惣兵衛という人が八丁堤を切り、旧芝川を排水路として見沼溜井の水を落として水田を開くと共に、溜井の代用となる水源として利根川から水を引く用水路を開削しました。
こうして見沼の代わりに掘られた用水路ということで見沼代用水が作られました。
見沼代用水は見沼田んぼの東西の縁に沿って分流され、これが現在の「西縁」・「東縁」となっています。
昔「享保の改革」と習ったと思いますが八代将軍の徳川吉宗の時代に幕府の財政を立て直すために質素倹約の徹底と新田の開発が行われました。
見沼溜井は、この「享保の改革」の一環として干拓され大水田地帯、つまり「見沼田んぼ」となります。
ちなみにこのとき築いた堤は、その長さが八丁(約870m)あったため「八丁堤」と呼ばれています。
見沼溜井は、総面積1200ヘクタールにおよび、近郊・下流域の村々を潤しますが、一方では上流域の排水不良や増水によって水害をもたらしたりもしました。
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江戸時代になって 徳川家康 の命により江戸湾に流れ込んでいた利根川を銚子へ通す利根川東遷 と荒川の流れを統合して耕地を安定させる荒川の西遷が行われました。
これにより水害の危険はなくなった代わりに農地としての水が不足するようになりました。
そこで伊奈忠治という人が見沼の両岸の台地が最も狭まった地点木曽呂村(川口市)と附島村(旧浦和市大間木)の間に堤を築き、見沼から流れ出る芝川の流れを堰き止めて見沼を広大な溜池としました。
こうして見沼溜井となりました。
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利根川東遷と見沼八丁堤の紹介
また高低差を持つ川が交差する場所での通船のことが説明されています。
パナマ運河のような船を移動させる方法がはるか昔に実現していたことが分かります。
【見沼田んぼをのんびり初走行】 2015/08/23
下調べの前置きが長くなってしまいましたが、今回の初走行では首都高速埼玉新都心線のさいたま見沼ICを出発点にぐるりと見沼田んぼをまわって新都心ICまでバイクで散策してきました。
距離は約35kmです。
今回は見沼代用水の川べりに沿うことを基本にしたコースを計画しました。
目的のひとつに友人T氏が言っていた牛ガエルの生息を確認することが有りました。
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赤ガエルの保護とマムシに注意の看板はいろんな公園で見かけたのですが、牛ガエルは泣き声も聞こえませんでした。
もっと時間をかけて探さないと・・・
3分程の動画にまとめてみました。
首都高速新都心線のさいたま見沼IC(終点)を出て見沼代用水西縁にそって走ります。
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氷川女体神社で休憩です。
向かい側には見沼氷川公園が広がっています。
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見沼代用水の西縁と東縁を結ぶ見沼通船掘の堰です。
8月26日に船を通す実演会があると看板が出ていました。
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見沼通船掘を出て芝川に沿って北上しました。
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武蔵の線の下が川の両側とも工事で通行止めです。
Uターンして一旦舗装道路に出ました。
ホンダ製の小型電気自動車MEVが黄色ナンバーを付けて走っていました。
さいたま市と提携して試運転中なのでしょうか?
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芝川にかかる木製の桜橋を渡りました。
緩やかな曲線を描く太鼓橋です。
もちろん対岸もダート道です。
さぎ山記念公園にはたくさんの釣り人がいました。
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葡萄園の脇を通って芝川沿いに戻ります。
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ところが見沼用水東縁に沿った道は途中から「緑のヘルシーロード」と呼ばれて車とバイクは侵入禁止です。
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雨がポツポツ降ってきました。
一般舗装道路に迂回して民家園で休憩です。
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見沼用水西縁に出て南下していくと大和田公園から南は「管理道路の為一般車両は通行を禁止します」の看板です。
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和光市の自宅からさいたま見沼ICまでは高速を利用すると僅か15分で到着します。
こんな近くに自然いっぱいの土地が広がっているとは知りませんでした。
ただ歩いて散歩する為の整備は充実しているのですが車両の通行止めの箇所も多く、もっと訪ねてツーリングできる裏道を探す必要があると思いました。
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