予想外の大雪と大寒波

1月17日ー20日,2年半ぶりに東京に行った.

熊本空港駐車場に車を預けたまではよかったが,保安検査でプリントアウトした予約航空券のQRコードを認識しないというト ラブルに遭った.いつもの通りドッドプリンタで印刷したのに,今回に限り認識しないのは読み取り機がおかしいと思ったが,文句を言わず指示通りに予約番号を基に再発行してもらった.印刷せず携帯やスマホに画像を取り込んでおいた方がよかったかもしれない.

何となく幸先の悪い思いをしながら東京へ向かったが,翌朝(18日)大雪に見舞われ,朝の通勤時間帯に,田舎者の高齢者には耐えられない体験をした.ホテルから目的の場所までは乗り換えなしの地下鉄で行けるので,安心していたが,それが間違いであるのは,ホテルを一歩踏み出した途端認識させられた.地下鉄の駅まで650mの道はシャーベット状の雪水に覆われ,田圃の中を普通の靴でゆっくり歩くような状態であった.マスクで眼鏡は曇り,転ばないように注意しながら駅に着いたが,ホームは人で溢れ,間引き運転の電車が来ても乗車できず,後続の電車を待つしかない有様,押し込まれるように乗った車内は超すし詰め状態で,まったく身動きがとれなかった.到着駅から目的地までも雪水に足をとられないように気にしながらの歩行が続き,どうにか予定時間内に到着することができた.

携帯カメラ撮影

携帯カメラ撮影

それにしても東京は人口密度が高すぎる.20日神保町の古書街を訪れたが,ウイークデイの午前中というのに電車も街も多くの人達が気ぜわしく動き回っている.地方では考えられない賑わい?である.これが当たり前と思っている東京住まいの政治家に地方のシャッター街の窮状を訴えてもピン行いはずである.

20日 湯島天神の梅花と残雪,携帯カメラ撮影シャドウ補正

東京での用事も終わり,帰熊したが,空港の気温はマイナス4度,空港駐車場でバッテリーが上がりエンジンがかからないことがあると聞かされていたが,無事帰宅することができた.

九州は24日から前例のない大雪と大寒波に見舞われた.24日の各時刻の気温はすべてマイナス,25日は午前10時までマイナスであった.

24日昼の降雪の様子は,RKKライブカメラの映像を使わせてもらった.

25日

暖冬のため,正月に咲いた小松菜の花も雪に驚いているようである(動画).

熊本市の25日の最低温度は -6.5℃,水分の多い多肉植物類はすべて煮染めたようになってしまった.水道は出たが,給湯器の止水栓が凍結し,湯が出なかった.メーカーの指示は「自然解凍を待つ」であるが,午後3時頃になっても解凍しないので,止水栓の金属部分をドライヤーで温めることにより解決した.市内の中央区を除く各区で水道管が破裂したらしく,漏水に伴う吸水量の増加で断水している.

道路,水道,鉄道などのインフラは大雪を想定していないため,九州は大混乱を来たしたが,停電しなかったのは救いであった.過去の経験から,送電線の張り方を北国流に変更したためと聞いている.

参考資料

2016.1.26