Terminology of Japanese Architecture.日本建築用語集

started in January 5, 2012, updated in November 17, 2022 <Oblique Arch Tunnelねじりまんぼ>

1. Lattice Pattern Tile Wall.なまこ壁

--幕末・明治初期の建築に特徴的な外壁としてなまこ壁と石貼壁がある。主として文献記録からいつどのようにして広まったのか明らかにしたい。幕末の横浜外国人居留地に多く見られ、特に豚屋火事以後一気に広がる。

2. Stone-Casing木骨石貼り

--横浜外国人居住地では、外国人たちは事務所や住宅を初めから耐火建築にしたいと考えていました。

イギリス外交文書を見ると、日本では組積造で建てることは大変困難で、それ以外の耐火構法は、石貼りとタイル貼りの壁が知られていました。

石貼りはStone Casingと呼ばれ、木造軸組の外側を石板で覆うものでもともと日本で行われていた技術で、そのための職人もいました。もう一つは

木造軸組の外側を土で厚く塗り、その上に平瓦で覆ってしまうものです。

3. Skew Arch Tunnel.斜積みアーチトンネル/ねじりまんぼ

--名称といい姿といい、大変ユニークな構造技術です。組積造でボールト天井を作る場合、センタリングに手前から奥に向かって煉瓦を並べていくわけですが、この場合、斜めに置いていきす。そのためにはセンタリングに斜線の墨出しをしなければいけないし、入口と出口の両面に役物を用意しなければなりません。

--仕組みと利点についてはウィキペディアでも紹介されていますが、4年前、イギリス土木技師学会図書館長のマイクさんがジョージ・スティブンソンによるリバプール=マンチェスター間鉄道を取り上げ、そこで用いられた斜積アーチの歴史上の重要性を説明してあります。

(1) Existing Studies既往研究

1.

2.

3.

4.