左の画像例(上段はユドナリウム画面、下段はココフォリア画面)にあるように、
「一辺5ft.の四角のマスで区切られた地形など」
で表現されたものが、
「所謂グリッド付きマップとか、
タクティカル マップTactical Combat Map」
と呼ばれているものです。
主に、
[DownTime]や[Exploration]での遭遇、[EnCounter]での戦闘
を解決するために使用されます。
左の画像例下段のココフォリア画面にあるように、マップ=Tactical Combat Map上には地形表現として印刷された薮や木、岩などが配置されている場合もあります。
コマとは、左の画像例のように、
「貴方のキャラクター(PC)やGMさんのNPC」
を表しています。
特別な指定が無い限り、
「ひとつのコマで1PCまたは1NPC」
を表します。
コマの位置は、左の画像例のように、
「Tactical Combat Map上で、
実祭にコマが表示されているその位置にPC/NPCが存在している」
ことを表しています。
左の画像例にあるように、
「オーダリング」
とは、
「Tactical Combat Map上で
PCs/NPCsバーティーのPCs/NPCsコマの並び順や隊列を組む」
と言う意味です。
コマの大きさは、左の画像のように、
「PC/NPCのサイズが中型Medium以下は、5ft.x5ft.の大きさのコマ」
で、
「PC/NPCのサイズが大型以上の場合は、10ft.x10ft.以上の大きさのコマ」
として、
「マップ=Tactical Combat Map上に表現」
されます。
・サイズ表
各サイズ毎の大きさなどはあくまで目安です。
超極小Fine:一体1マス1.0ft.x1.0ft.=1mm〜5Cm未満
極小Diminutive:一体1マス1.0ft.x1.0ft.=5Cm〜30Cm未満
超小型Tiny:一体1マス2.5ft.x2.5ft.=30Cm〜60Cm未満
※群体Swarmの時は5〜10ft.x5〜10ft.=60Cm〜600Cm未満)
小型Small:一体1マス5ft.x5ft.=60Cm〜150Cm未満
中型Medium:一体1マス5ft.x5ft.=150Cm〜3m未満
大型Large:一体2マスx2マス10ft.x10ft.=3m〜6m未満
超大型Huge:一体3マスx3マス15ft.x15ft.=6m〜9m未満
巨大Gargantuan:一体4マスx4マス20ft.x20ft.=9m〜18m未満
超巨大Colossal:一体5マスx5マス25ft.x25ft.=18m以上
勿論、シナリオ内容やDM裁定によって上記のサイズと占有するマス目数は変わります。
コマの向きには、
「十字4方向の正面や背面、前後左右、上下斜めの区別は無く」
便宜上、
「360度全周囲のすべての方向に対して、同時に正面を向いている」
とします。
コマの移動方向は、左の画像例の赤い矢印の示す方向の、
「十字4方向と、X斜め4方向の、全8方向へ移動可能」
です。
また、
「下のNPC赤竜のコマのように飛行などで上空10ft.の所にいるなどの高度などもコマによって表現」
されます。
コマの移動コストは、左の画像例(25ft.移動)のように、
「通常、コマが表しているPC/NPCのキャラクターデータにある
移動力(Speed25ft.、30ft.など)」
を使用して、
「1回のStride◆アクション単位で、
その1回のStride◆の移動力を超え無い距離範囲で、
1マスの移動コスト(最低5ft.)の移動コストを使用=消費しながら、
マップ上を移動して行く」
手順になります。
但し、
「マップの設定で、
1マスの移動コストが10ft.の場合などがある」
ため、その時のマップの設定に注意しましょう。
移動コストの注意点として、
「Stride◆中に同じ斜め方向へ2回連続で移動した場合のみ、
その移動コスト(D&D3.x、PathFinde系)は、
5ft.+10ft.=15ft.」
になります。
つまり、
「同じ斜め方向へ2回連続移動の1セット単位で、
移動コスト5ft.+10ft.=15ft.」
のように移動コストを計算していきます。
左の画像例のように、
「Stride◆中に同じ斜め方向へ4回連続で移動した場合なので、
その移動コストは、
5ft.+10ft.+5ft.+10ft.=30ft.」
になります。
(この例で、もしPCs/NPCsの移動力が25ft.しか無かった場合は、
最後の斜め移動の移動コスト10ft.が払えませんので、3回まで
しか同じ斜め方向へは連続移動(5ft.+10ft.+5ft.=20ft.)できず、
最後の残りの移動力5ft.は別の方向への移動となります)
但し、この同じ斜め方向へ2回連続移動コスト5ft.+10ft.は、
「同一戦闘ラウンド内のみで適応される。
=複数の戦闘ラウンド間にまたがって適応されない」
ので、前ラウンドのStride◆移動の最後が斜め移動で、次ラウンドの
Stride◆で同じ斜め方向へ移動しても、その移動コストは5ft.です。
・コマ角通過の斜め移動で機会攻撃Attack of Opportunity(後述)を誘発する場合
左の画像例上段ユドナリウム画面のように、
「NPCスライムに接敵せずかつ機会攻撃Attack of Opportunityを誘発しないように後ろに回り込むため」
には、
最初に真横右に10ft.、
次に真下移動20ft.、
最後に真横左に5ft.、
全体で35ft.移動した」
例になります。
・コマ角通過の斜め移動で機会攻撃Attack of Opportunity(後述)を誘発しない場合
左の画像例下段ココフォリア画面のように、
「NPCスライムに接敵せずかつ機会攻撃Attack of Opportunityを誘発しないように後ろに回り込むため」
には、
最初に真横に5ft.、
次に連続同方向斜め移動5ft.+10ft.、
更に直前の連続同方向斜め移動とは別の斜め方向へ、
連続同方向斜め移動5ft.+10ft.、
全体で35ft.移動した」
例になります。
つまり、
「移動力35ft.あればあくまで後ろへ回りむだけですが、
Stride◆1回で中型Medium 5ft.x5ft.の間合い5ft.コマの前から後ろへ、機会攻撃Attack of Opportunityを誘発しないまま移動できる」
ということです。
通常は、左の画像例の赤色の範囲のように、
「白兵戦武器を持った、
または、武器相当の身体武器(Monkの素手、牙など)能力のある、
中型Mediumまたは小型SmallサイズのPCs/NPCsは、
攻撃可能範囲5ft.または間合い5ft.またはReach5ft.」
を持っています。
つまり、
「自分自身のコマのマスに隣接したマス=空間、
または同じマウに居るコマに対して攻撃可能」
という事です。
中型Medium以下のPCs/NPCsでも、左の画像例の赤色の範囲のように、
「特殊な白兵戦武器とそれを武器として使用てきる能力を持っている場合は、
攻撃可能範囲10ft.または間合い10ft.またはReach10ft.」
を持つことが可能です。
注意点としては、左の画像例のように、
「斜め四方向の4角マスは、
攻撃可能範囲に含まれて無い」
ということです。
(移動コストのところで説明済みの、同方向斜め連続移動コストにあった
ように、5ft.+10ft.=15ft.となりReach10ft.では届きません)
中型MediumのPCs/NPCsでも、左の画像例の赤色の範囲のように、
「白兵戦武器も持たず、かつ、身体武器も使えなかった場合は、
自分自身のコマがある赤色の範囲でしか、
攻撃可能範囲を持ちません」
このことを、
「Reach0ft.」
と呼びます。
次に、通常の盾や飛び道具本体には攻撃可能範囲は無い=Reach0ft.扱い
なので、
(通常の魔法自体にも攻撃可能範囲は無くReach0ft.扱いですが、
魔法の発動効果として攻撃可能範囲Reach5ft.など持つ魔法も
あります)
「盾または/かつ飛び道具を持ち、かつ、身体武器も使えなかった場合は、
同様にReach0ft.状態」
になります。
また、
「小型Samllサイズ未満の小さなPCs/NPCsの攻撃可能範囲も、
その多くはReach0ft.」
です。
大型Large以上のPCs/NPCsになると、左の画像例の赤色の範囲のように、
「Reach10ft.」
の攻撃可能範囲を持つ可能性が高いです。
注意点としては、左の画像例のように、
「斜め四方向の4角マスは、
攻撃可能範囲に含まれて無い」
ということです。
(移動コストのところで説明済みの、同方向斜め連続移動コストにあった
ように、5ft.+10ft.=15ft.となりReach10ft.では届きません)
大型Large以上のコマでも、左の画像例の赤色の範囲のように、
「そのPCs/NPCsの攻撃能力により、
Reach5ft.しか攻撃範囲を持たない」
ものも存在してます。
大型Large以上のコマでも、左の画像例の赤色の範囲のように、
「群体=小さな個体が沢山集まっている状態のPCs/NPCsは、
自分自身のコマの範囲内の攻撃可能範囲、
Raech0ft.」
しか持ってない場合があります。
勿論、大型Large以上のコマでも、
「白兵戦武器も身体武器も持たない場合は同様にReach0ft.状態」
になります。
基本的には、左の画像例にあるように、
「あるラウンドの手番PC/NPCコマがStride◆(Step◆では無い)で、
敵対PCs/NPCsの攻撃可能範囲から完全に離れた場合、
(例として赤色の縦線を跨いで3つの赤色←のあるどれかのマスへ移動した場合)、
その瞬間に、
「その移動をトリガーとした敵対PCs/NPCsコマの能力Ablilityとして、
リアクションとして機会攻撃Attack of Opportunity可能」
というルールがあります。
つまり、
「機会攻撃Attack of Opportunity能力Ablilityを持ったコマは、
Stride◆で攻撃可能範囲を完全に離れた手番PC/NPCコマに対して、
1回だけその攻撃可能範囲を持つ白兵戦/身体武器(その時点での最大ボーナスで)で攻撃できる」
(特別な能力Ablility以外では、飛び道具や遠隔攻撃武器などには機会攻撃Attack of Opportunity能力Ablilityはありません)
です。
この移動による機会攻撃Attack of Opportunityのことを、
「Stride◆による機会攻撃」
と呼んでいます。
基本的に、左の画像例のように、
「オレンジ色で囲まれたマスにStride◆で移動した瞬間に、
機会攻撃を誘発します」
何故ならば、
「トリガーの判定は移動1マス単位」
だからです。
とにかく、
「敵の攻撃範囲内で機会攻撃Attack of Opportunityを受けたくなければ、
必ずStep◆5ft.移動して行く」
ということです。
基本的には、左の画像例にあるように、
「敵対PCs/NPCsコマの攻撃可能範囲内で、
あるラウンドの手番PC/NPCが特定の機会攻撃を誘発する行動を行った場合、
(Stride◆では無い、例えば飛び道具による通常のStrike◆や
InterAct◆ポーション服用などなどの赤い❌)」
その瞬間に、
「それをトリガーとして機会攻撃能力Ablilityを持つ
敵対PCs/NPCsのリアクションとして、
Stride◆以外で機会攻撃を誘発した手番PC/NPCに対して、
1回だけその攻撃可能範囲を持つ白兵戦/身体武器(その時点での最大ボーナスで)で攻撃できる」
という、
「Strike◆以外での機会攻撃」
と呼ばれているものがあります。
基本的には、左の画像例にあるように、
「あるラウンドの手番PC/NPCがStride◆(Step◆でも同様)で、
敵対PCs/NPCsの攻撃可能範囲外から初めて攻撃範可能囲内に入った場合は、
機会攻撃を誘発し無い」
(青色矢印の移動では機会攻撃Attack of Opportunityは誘発しない)
ルールになっています。
何故ならば、
「機会攻撃能力Ablilityのトリガーは、
攻撃可能範囲マスから離れて別のマスへ移動した時」
だからです。
ちなみに、
「Step◆での5ft.移動では、
機会攻撃などのリアクション対象となるトリガー自体を発生させない」
ルールにもなってます。
基本的には、左の画像例にあるように、
「あるラウンドの手番PC/NPCのStep◆(Stride◆では無い)で、
敵対PC/NPCの攻撃可能範囲内から攻撃範可能囲内のみへ移動する場合は、
機会攻撃を誘発しない」
(青色矢印の移動では機会攻撃Attack of Opportunityは誘発しない)
ルールとなってます。
既に説明したように、
「Step◆での5ft.移動では、
機会攻撃などのリアクション対象となるトリガー自体を発生させない」
ルールにもなっているからです。
左の画像例にあるように、
「あるラウンドの手番PC/NPCのTumble Through◆(Stride◆では無い)で、
敵対PC/NPCのコマを通過して移動できる可能性」
(空色矢印の移動で機会攻撃Attack of Opportunityは誘発しない可能性)
があります。
Tumble Through◆の判定手順は、
「Tumble Through◆はStride◆1回の移動力内の移動範囲で、
自分の軽業技能判定DC=10+相手の反応STで成功すること」
(マスターによってはDCとして反応STを振る場合もあります)
です。
Tumble Through◆が成功した場合は相手コマを通過した移動が可能かつ機会攻撃Attack of Opportunityは誘発されませんが、失敗すると相手コマと最初に接敵したマスで止まって機会攻撃Attack of Opportunityを誘発します。