『熟成って何なん』①
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ウイスキー熟成の、キーのひとつは!
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酸!(やポリフェノール!)
です。
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「ウイスキーは 長年 熟成するほど 美味しなんのーーー?」
って、
しばしば聞かれますね。
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<熟成>って、いったい、何が起こるんでしょうーーー
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20年超えのウイスキーとか
価格ごっつ高なりますもんねーーー
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よぉ聞くんは、
木樽から香り溶け出てくる、やら
硫黄化合物とかの蒸散、やら
ですねー
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さらに!意外な!そんなこと起こるん!??みたいなことも!
あるのです。
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もっとさらには、
お酒に起こるコトを解き明かして、
カクテルも、足し算でなく掛け算のように美味しくなる<謎>へも!
お話しを発展させよーと思いますよーーー
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さー順を追って、
お話ししたいと思いますーーー。
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おーまかに、
3つのパートに分けてお話ししますー。
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① 未熟性成分の蒸散
② 幾重にも起こる化学変化
③ エタノールと水の状態の変化
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です。
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まず、ひとつめ。
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① 未熟性成分の蒸散
ってのは、
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< いらんやつ 飛んでく > ってことです。.
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たとえば、硫黄化合物とか、
嫌われるニオイのモトです。
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樽に入れるよりまえ、
蒸溜するときに、すでに、
蒸留器の、ボディである、銅と反応して
けっこーなくなるんやけど、
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まだ残っとって、
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それが、
熟成樽が、呼吸することで
とんでってくれるってことらしーんですねーーー
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私は若いウイスキーの、<生タマネギ臭>、
気になるんですよねーーー
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硫黄化合物由来の匂いって、その
タマネギ臭とか、
野菜っぽい匂いとか、ゴム、とか、腐った卵、とか、
ナンかいろいろです。
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ちょっと脱線かもですけど、
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以前、飲食業のお勉強会のときにね、
和食の有名シェフの講演のなかで、
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“和食はぼんやりした味多いから、
硫黄化合物で、味を絞める”
ってゆーたはったんですねー
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ネギとかね。
アクセントにするんやって。
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ウイスキーでは嫌われ役の硫黄化合物も、
悪いばっかりとちゃうんなぁーーーって。
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もしかしたら、時にはウイスキーの味を絞める役割してんのかも?
まーぜんぜんちゃうかもしれへんけどーーーーー。
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つづきは今度にします!
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冒頭の、酸のお話しまでは、
すみません、マダマダかかります、、、