『人のポンコツな嗅覚に、ドリンクでどうアプローチするか』
<味>やと思われてるトコロの多くは、<香り>です。
味と香りで、<風味>を感じます。
人の風味の感じ方は、実におぼろげなものです。
嗅ぎ分けられない、味わい分けられないのです。
(過去の関連記事もご覧くださいましー
味👉『#大人になるとビールやウイスキーが美味しくなる理由』
香👉『#カクテルのビジュのために安易にミントの葉っぱやレモンスライスを入れてはいけません』
とか、とか、)
嗅覚が、いかにポンコツなんかっていうのを
香りを出す装置を使って実験したトコロ、(昔のオーストラリアの人が。)
出す成分の種類が、少ないと、
何の香りが混ぜられてるか、
スグ!言い当てられるけど、
4種類を超えると、
もーーーーーわっかんないのです。
ひとまとまりの、ナニか、みたいな認識になってしまいます。
むむむむむ、、、わかるわかる。
ほいで、さらに、
香りだけでなくて、味も、いっしょに、
複合的になってるのんを感知できるか
実験したところ、
味覚は混ざってても識別しやすいけど、
香りはわからん!そうでした。
(まー味は、基本五味やし。香りはいぃぃぃっぱいあるし。)
そーーーかーーーーー、カクテルって
複合的な香りを含有するのにーーーーーーー。
とはいえ!
カクテルの豊かな風味づくりを
あきらめるには至りません。
風味は、イッキにばーーーん、どーーーん、と感じるんではなくって、
トップノート、ボディ、アフターテイスト(いろんな言い方あるけど)と、
感じる段階がありますー。
特に、お酒は、
トップノートとアフターテイストが豊かに作れます。
(関連👉『#味は水に香りは油によく溶けます』)
使う素材の風味の性質とか、
風味をアルコールか水分かにどう溶け込ませるかで
表出するタイミングを演出し
豊かな風味のドリンクが作れます。
香る、ざぁっっっくりな、タイミングの特性だと
トップ、
柑橘系、フルーツ系(青リンゴとか爽やかなやつ)、グリーン系(お茶的なやつとか)、ハーブ系とか
ボディ
フローラル系、スパイス系、ハーブ系、フルーツ系(甘い感じのフルーツ)とか
(あとやっぱり<味>の部分ですねー)
アフター
ナッティ系、スパイシー系、ウッディ系、薫香、バルサミック系(酢ではありません)、はちみつ、コーヒー、チョコレートとか
飲食物ちゃいますけど、
お部屋のアロマのやつとか
よぉできてますよねーーー
初・中・後 と、順ぐりに香りが変わっていって
香り豊かに感じられるんですよねーーー。
シンプルな素材のカクテルだって
入れる順番とか混ぜ方だとかいろんな要素で
トップからアフターの風味の移行のあんばいが変わってくるのが面白いです。
ほいだら次回も
風味にまつわる、科学理論のお話しをしたいなと思いますーーー
ドヤ顔できる「×××理論」!かもーーーーー。
(香りにニブイとはいえ、バーテンダーしてると、
多くの男性と異なって、
圧倒的に女性のほうが、
ドリンクに含有する風味を
バチっと言い当てるのを、日々お見受けしてて、
「五感に鋭敏な女性に、男性が嘘をつくなんて
ムリムリムリムリムリーーーーー」
と思いますよねーーーーー
コワイコワイコワイーーー女性はいろいろハナが効くのですーーー)