『赤いポッキーと緑のプリッツ』
「最初の味は目で感じる」といいますが、
食べ物や、飲み物、
それ自体だけでなくって、
<器の色>が変わるだけでも
味の感じ方に、さまざま影響することがわかっています。
コーヒーは、
茶色の器に入っている方が、
味が強く、香り高く感じます。
ココアは、
クリーム色のカップに入れた方が
甘く、香りもよいと感じます。
ソーダやレモン味のジュースは、
青い缶で飲むと、すっきり爽快、レモン風味も強く感じられます。
ピンクの器は、
甘みが増して感じられます。
見た目の情報と、味の情報は
脳で、わちゃーーーって、もちゃーーーってなってるので
切り離して感じられるのではなくって
統合されて感じ取られます。
過去の経験から、色と味を結びつける学習をしていて、
味覚に影響を与えるみたいです。
おいしさ、とか、新鮮さ、とか
見た目から脳で感じ取るので、
メーカーさんとか、生産者さんたちは、
パッケージと、中身の印象を、
マッチするように作ります。
ミカンやったら赤いネット、
オクラやったら緑色のネット、
とか。
(さいきんあんまり野菜ネットに入ってないですねー)
ポッキーが緑のハコで、
プリッツが赤いハコやったら、
おいしさが変わってしまってたでしょう。
ポッキー食べたい。
赤いハコのポッキー食べたい。
ポッカレモンのあのレモン色の容器は
重要なわけです。
<照明の色>も影響して、
おんなじワインが、
赤い照明の下では、フルーティーで甘い味が強調さて、
緑色の照明の下では、酸味が強調されて感じられるそうです。
さらには、<錯覚の色>さえ!、利用されている説があります。
牛乳パックによく採用されている青色は、
<捕色残像効果>が狙われているといいます。
青色は、
清潔感や爽やかさを連想させるメリットがあるんですが、
さらに、
補色残像効果ってゆぅのは、
なんかの色を、じーーーーーっと、ずーーーーーっと、見てると、
正反対の色が、残像で見える現象です。
(青の補色は黄色、赤の補色は緑、とか。)
青い色のパック、じーーーーーっと見たら、
グラスに入れた牛乳が、
黄色っぽく、クリーム色!に見えるというのです。
牛乳が、より濃厚でコクがあって美味しく感じられるとか!