『2号機!の活躍』
BAR LUCIAには、アイスストッカ―(冷凍庫)が、
2つ、あります。
-20℃の大きい、1号機くんと、
-10℃の、ドリンカーの手元にある小ぶりな、2号機くんです。
みなさまのご家庭用冷凍庫は
おおむね-20℃だと思います。
しかし、
ドリンクに使う理想的な氷は、
実は、冷え冷えの氷ではありません。
温度が<高い>氷です。
-20℃のんより、0℃に近いのんです。
あまりに溶けやすい温度ですと、お店で扱いにくいですので、
グラスに入れるのに、-10℃くらいに整えています。
温度をあげることで、
液体を注ぐときに、クラック(ヒビ割れ)が生じにくいです。
見た目がキレイです。
そして、ドリンクの温度を整え、馴染んでくれやすいです。
氷は、<融ける>ことで、ドリンクを冷やします。
融けるときに奪う熱を、「融解熱」といって、
水(氷)は、融解熱が大きい物質です。
冷たい氷が周囲の液体を冷やす効果より、
融解熱によって冷える効果の方が期待が大きいです。
味にも影響します。
クラックがなく美しい氷、
ドリンクと調和する美味しい氷、
アイスストッカ―2号くんのおかげです。
次のご機会に、もすこしフカボリしたいと思います。