『水割りは減る。でももっと減るのは、×××カクテル!』
<混ざる>と、<溶ける>が、異なることを
多くのバーテンダーさんが理解していないことを、
よく感じます。
小学校で習ろたと思うねんけどなぁーーー
溶けると、分子レベルで分散して、
もとの性質と変わってしまいます。
お塩とか、お水に溶かして、
沸点上げたり、融点下げたりするんにも使いますねー。
お酢も水によく溶けます。
水ととっても親和性が高く、強い水素結合を作ります。
お酢を水に溶かすと、体積がめっちゃ減ります!!!
水溶液が重くなります!!!
さて、<お酒>も、よく水に溶けます。
(親水性も、疎水性も、両方持っています。)
水割りを作ると、
もとの体積の合計より、減ります!
酢ほどの減りぐあいでは、ないですが、
エタノールの分子が水の分子の間に入り込んで、
全体の体積が収縮します。
他のカクテルでも減りますが、
いずれにしても、多くの場合、
氷が融ける量も多いため、
液量が減っていると実感することは、少ないと思います。
しかし!
液量が顕著に減っていると、
バーテンダーが、なんとなく感じていたカクテルが
ありますよね!!???
それは!
クリーム系のカクテルです!!!
もーーーめっちゃ減るーーーーー
10%くらい減ったりもするみたいーーーーー
(もっと減ってるようにさえ感じますーーー
天使の分け前???カクテルにも???)
分子同士が、ギュってなります。
<乳 + 水>より、<乳 + 酒>の方が、体積が減ります。
かつては、粘性が高いから、
シェイカーから注ぎ切らんくって
少ないんかなーとか思ってましたわーーー
作るときに材料けっこー多めに入れないとねーーーーー