『飲んでないのに酔っ払う病気がある!』
こないだ、テレビつけたら、
警察24時?みたいな?番組で、
飲酒運転で引っ掛かって、
呼気検査、めちゃくちゃ高い数値やのに、
「飲んでない。まったく飲んでない。」って
言い張ってる男性がいて、
「これは!まさか!
あの!めずらしい病を持ったひと!!???
めっちゃ稀有😳」
と思ってたんですよーーー。
もちろん、そんなコトはないですね。
うん。
噓つき病と、開き直り病という(?)、凡庸なやまいの方でしたわー。
うん。
そらそやわーーーーー
はい、
しかし、とてもマレ!ですが、
飲んでないのに、めちゃくちゃ、酔う人がいます。
海外の事例では、
飲酒運転の疑いで、警察に止められ、
呼気検査、法律の上限の2.5倍の数値やけど、
飲酒していなかった人、や、
アルコール中毒の意識障害で
救急搬送された患者さんが
呼気検査で もんんのすごいいい!アルコール数値やった、という
事例があります。
ほいで、
隠れて、お酒飲んでるんちゃうか、と、疑われるわけです。
病院で、24時間体制で 隔離・監視され、
飲酒を一切禁止されたうえで、
血中アルコール濃度を調べられました。
すると、
<食後>に!血中アルコール濃度が上がるのがわかりました。
調べたところ、お腹のなかに、
サッカロマイセス・セルビシエという、
発酵食品とかによく使われるイースト菌、酵母菌がいて、
ごはんを食べると
腸内で糖をアルコールに変えてしまうのがわかりました。
『自動醸造症候群 』という病気です。
腸内には、さまざまな細菌がたくさんいますが、
ふつうの人は、たとえば酵母を使った食べ物を食べたりしたって、
腸で酵母がアルコールを作って酔う、なんてことはありません。
病気の原因は、
抗生物質の使用歴があって、善玉菌を死滅させてしまったことや、
手術歴などが、関係しているようですが
原因不明のこともあります。
治療も、
食事療法や糞便移植が有効であったケースもありましたが
副作用での死亡例もあり、
患者さんが非常に少ない病気であることから、
臨床試験を実施するのも難しく、
まだ有効で安全な治療法は見つかっていないようです。
ほかにも、膀胱で、アルコールを作ってしまう病気もあるそうです。
患者さんの方々は、
信じて貰えない、
ばかにされる、
隠れ飲酒するアルコール中毒患者と思われるなど、
ご自身から病院に何度も行っても、つらいお思いをされたりするようです。