『おいしさの6割を占めるもの』
サクサク!パリパリ!で、なか ふっわふっわのクロワッサン!
あーあああーーーーあーあーーーおいしいんよねーーーーー
おいしさというと、舌の味覚で、判断するような気がするものです。
しかし、絶妙な食感のクロワッサンと、
もーナンかぐしゃっとモシャっとなった塊のソレとでは、
成分が同じだから同じ味になるかというと、
もちろんそうではありません。
そうなのです!食感、「テクスチャ」、重要なのです!
日本人はとりわけ、テクスチャが美味しさにとっても影響します!
一般的に、日本人が食べ物をおいしく感じるときの
約6割!は、テクスチャによるものと言われます。
(「ほんまかいな???」と思う一方、思てた食感と違うかったときに、
よー咀嚼も嚥下も出来ず食べられへんかったことありますわーーー。)
なかでも、<ごはん>のおいしさに占めるテクスチャの比率は
7~8割にも上るというほど、
日本人は ごはん のテクスチャにこだわりがあります。
食感、「テクスチャ」は、味よりも、早く脳へ伝わります。
0.1秒未満!はやい!
味はというと、
0.2~1.5秒。
苦味や酸味は、味のなかでは、早く脳に伝わります。
これは「毒かもしれない、腐ってるかもしれない」と早く判断して、
回避できるようにするためです。
甘味やうま味は、危機回避を必要としないので、少しゆっくり脳へ伝わります。
唐辛子などの辛味に至っては、1.5秒とか、ずいぶん時間がかかります。
よく、激辛料理食べる映像とかで、
少し遅れて辛味を感じたようにリアクションされるのも見かけますね。
辛味は、口腔内の「痛覚」なんで、基本味とはちょっと違います。
味を、感じるのには、味覚受容体が化学物質を感知して、細胞を介して、神経に伝わるので、
<味の情報の伝達はスロー>なのです。
一方、テクスチャを感じるのは、
神経細胞の表面が、「押された」というのが、スグ伝わります。
これらが脳で統合されます。
想像してみてください。
なめらかなプリン、
もちもちの大福、
クリーミーなカスタード、
まったりとしたチーズ、
粒だった魚卵、
あーーーテクスチャって大事ですよね!
さらに、
幾層ものケーキとか、
ハンバーガーのやわらかいバンズとシャキシャキレタスとジューシーなお肉とか、
めっちゃおいしいですよね!
こういった、<均一でないテクスチャ>というのは好まれます。
この不均衡を「ヘテロ感」といいます。
食通になるほど味やにおいではなくてテクスチャにこだわるようですよーーー!
そーいやアニメの「美味しんぼ」でも、
とてもたくさんテクスチャに関する表現がされてましたねーーー。
さて、今夜の食事のテクスチャ!楽しんでください!
私はこの時期、白子の、ぷりんとマッタリとした食感が好きです!食べたいーーー。