相模湖と嵐山橋

小川亭付近から撮影した相模湖(1954年頃)

(2018/09/28公開 2018/10/22加筆)

※目印は撮影位置です

このストリートビュー(2019年1月)(小川亭付近)と背景の山の稜線、鉄塔の位置がほぼ一致します。実際の撮影位置は少し右方向にずれますが、相模湖の写真がこのあたりから撮影されたものであることは間違いありません。相模湖は、1947(昭和22)年に完成した相模ダムによってできた人造湖です。向こう岸の左に一部写っている吊り橋は嵐山橋で、1959(昭和34)年にコンクリート橋にかけ替えられています。(出典:神奈川県-嵐山橋(相模湖町) )手前の遊覧船はロープで繋がれています。出航前だったのでしょう。

小川亭は、2018年現在、釣舟(レンタルボート)のお店ですが、もとは川魚料理店も経営していた(出典:神奈川県商工会連合会-小川亭 )ということです。もしかしたら宿泊できたかもしれないことを示す写真が別にあります。それはまた後日お伝えしたいと思います。

嵐山橋は吊り橋でした。橋近くに山道を登る人たち?

手こぎボートが何艘も写っています(同日撮影別写真)(2018/09/28公開)

相模湖を見渡すとこんな感じ?

2枚の写真を横につなげてみました。撮影位置の関係で背景の山に重複部分があります。当時の相模湖のイメージにより近づけたように思います。

相模湖を車(Ford Consul 4door Saloon)で訪れた家族

家族写真に写り込んだ温泉マークと「小川亭旅館」の看板

撮影に使用されたカメラの購入日は1954年1月29日です。撮影者がメモを残しています。そのカメラは5〜6年使用されましたが、写っているのは撮影者の身内がほとんどです。ところが、この写真には撮影者の肉親は誰も写っていません。カメラを購入して間もないとき、相模湖旅行に撮影係をかねて同行したのではないかと推測されます。また、「小川亭旅館」という看板があったことは事実ですが、釣舟小川亭が旅館をしていたことを示す記録は見つかりませんでした。(2018/10/22加筆)

■参考サイト

相模湖観光協会 (パンフレット-観光パンフレットダウンロード)

相模湖 釣舟・小川亭

神奈川県商工会連合会 (神奈川県内会員事業所を探す-趣味レジャー-小川亭)