大船駅と電気機関車
大船駅に入る直流電気機関車EF53(1960年前後?)
(2018/11/25公開)
(2018/11/25公開)
※目印は撮影位置です
メモ書きにより大船駅(鎌倉市)で撮影した写真であることはわかっていました。次のストリートビュー(2015年10月)をご参照ください。写真正面遠方に半分写っている小山がストリートビューでも確認できます。だだ、同じ位置からの撮影ではありません。写真は線路を見下すアングル、駅舎上方から撮影したものです。カメラを傾けて構え電気機関車が客車を牽引してホームに入ってくるところを捉えた写真です。電車の運転席前にデッキのようなものが付いていることが確認できます。調べてみると「EF53形電気機関車」であることがわかりました。碓氷峠鉄道むらで同型の電車を展示しています。(参考:碓氷峠鉄道むら「展示車両図鑑」直流電気機関車EF53 2)写真では電車正面手前側に短い影ができています。撮影は日の高い日中の午後と思われます。そのことから写真がおおむね南方向、大船駅から下り側(東海道本線小田原・熱海方面)に向けて撮影されたものであることがわかります。写真右に見えている建物は、線路との仕切りがありませんので駅関連施設と思われます。そこからさらに右に視線を移すと大船観音がある位置で、撮影者は観音様の横顔も撮影前後には見ていたはずです。
なお、撮影年については特定できていません。撮影者は熱海を訪れています(サイト内「熱海市東海岸町」参照)ので、1953(昭和28)年頃の可能性もあります。また、EF53が東海道本線を走っていた時期を考慮すると1960年代まで視野に入ってきます。(2018/11/25公開)
鎌倉市図書館(デジタル資料と所蔵一覧-(デジタル資料)写真資料-空から大船駅周辺を撮影,大船観音からの遠望(パノラマ)ほか)
碓氷峠鉄道むら(展示車両図鑑-直流電気機関車EF53 2 )
骨董・古美術品の修理・研究(昔工藝の紹介-鎌倉・山旅つれづれ-鎌倉つれづれ)