2026年度井上円了記念助成研究所プロジェクト
「東アジアにおける宗教思想の受容と変容の実態解明―学際的,国際的観点から―」
第1回研究発表会
2026年度井上円了記念助成研究所プロジェクト
「東アジアにおける宗教思想の受容と変容の実態解明―学際的,国際的観点から―」
第1回研究発表会
開催
2026年7月11日(土)13:00~14:30
・オンライン(GoogleMeet)
講演者
堀内俊郎研究員(東洋大学・文学部教授)
テーマ:「チベットにおける『般若心経』の受容と変容―注釈書にみられる異読・異説の検討を通して―」
チベットにおける『般若心経』の受容においては、ヴィマラミトラの注釈が後代の解釈に大きな影響を与えた。しかし、同注釈には本文の異読への言及が見られ、また、その解釈をめぐって後代の注釈家の間に異説も生じている。本発表では、チベット語『般若心経』諸注釈に見られる異読・異説の具体例を取り上げ、それらを通してチベットにおける『般若心経』の受容と展開の一端を明らかにする。
渡辺章悟客員研究員(東洋大学名誉教授)
テーマ:「インド宗教文献におけるストゥーパ(stūpa/thūpa)とチャイティヤ(caitya/cetiya)」
ストゥーパとチャイティヤは、インドの宗教のなかで礼拝対象として大きな役割を果たしてきたが、両者の歴史的背景はまったく異なる。しかし、『摩訶僧祇律』に「舎利[遺骨]有るものを塔[stūpa]と名づけ、舎利なきものを枝提[caitya]と名づく」とあるように、紀元前後頃の比丘たちは、もはや外観だけでは区別がつかなかった。近年の仏教学では、両者を大乗仏教の起源論に結びつけているが、ストゥーパは最初期から出家比丘・比丘尼と在家信者の双方によって建立・礼拝されており、各部派の僧院組織と密接に結びついていた。また、大乗の説法師の活動する処を「チャイトヤに等しい」とする文脈から経巻崇拝と結びつける議論も、必ずしも承認は得られていない。今回の発表では、この問題を厳密に検討したい。
お申込み
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参加費無料・要事前申込【申し込みは7月9日(木)23:59まで】
お問い合わせ
東洋学研究所
E-mail: toyogaku@toyo.jp
Online: Google Meet