関東地方は6月10日平年より3日遅く梅雨入りました、狭山丘陵北側面の緑は灰色の雲の下で艶なく揺れています。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年の≪夢介≫は、より繊細な味を試したくて、昨年より若い葉を摘もうと考えていました。3月24日に整枝、45日後、昨年より1日早めて5月8日に茶摘みしました。

気温の低い日が多く、早朝の茶畑の気温が10℃未満となった日が45日中24日もあったせいか、茶葉の生育は遅く、周りの茶園でも第一陣の茶の芽は出たものの、ある程度出揃うにはあと一週間は必要との声も聞こえました。

気象状況と若い芽を摘もうという考えが重なり、結果として冬を乗り越えて最初に出てきた第一陣の葉っぱが主体となっています。

累積の光量が少ない分、お茶の味も繊細になったかと思います。色々な淹れ方をすると、色々な味を楽しませてくれる、抽斗（ひきだし）の多い、素直な≪夢介≫をお試しください。

　令和　乙巳　芒種　芒腐草為蛍種　腐草為蛍 　芒芒種　腐草為蛍種　腐草為蛍 

茶摘み風景

茶畑に、日が昇る頃　この時間帯が一番温度が下がります。でも、良い景色のに会えることが稀にあります。

毎年茶摘みの日程には気を使います。