09. ゲーム制作入門(1/4)

今回から4回に渡り、ゲームエンジン Unity を使用した携帯機器用の 2Dアクションゲーム の制作を行う。

実習室の開発環境は Unity Pro 4.53f の education ラインセンス版である。

最終的に、Android 開発環境を導入し、 実機端末上での動作確認、調整までを目指す。

今回は、こちらのWeb記事の連載 第1回~第4回までを参考にして、以下の項目を確認する。

CodeZine の連載記事 速習 Unity 2Dゲーム開発

課題提出は、4回分をまとめて最終週ゲーム制作入門(4/4)で行う。

※注意※ 実習室のPCは (1/4)~(4/4) まで同じものを使用すること。

開発環境の動作を安定させるため、ユーザホーム(H:) はプロジェクトの保存に使用しない。

プロジェクトは、

D: ドライブ に フォルダ名 mobile_system_3112789a の様に 科目名_学籍番号_課題コード を作成して保存する。

課題1

・Unity のプロジェクトを 2D モードで新規作成する。 保存先は mobile_system_3112789a の形式のフォルダを作成して指定する。

・Unity の Asset Store を利用できるように、各自で ユーザー登録を行う。メールアドレスは、学籍番号のものを使用する。

アカウント作成画面の入力例)

・Asset Store から Unity 2D で検索し、「Unity Projects:2D Platformer」 をダウンロードする。

・サンプルプロジェクトの動作確認。

・Asset の中の素材の確認。 余力があれば差し替え。

・キャラクターの動作スクリプトの確認。 Input Manager のキーアサインの確認。 余力があればキー割り当ての変更。

課題2

・Unity のプロジェクトを 2D モードで新規作成する。 保存先は mobile_system_3112789b の形式のフォルダを作成して指定する。

・ステージ画像と キャラクター画像の配置

・物理エンジンの設定 Rigidbody 2D で重力の設定とBox Collider 2D で衝突判定の設定

・スクリプトエディター MonoDevelop の設定。

メニューから Edit -> External Tools -> External Script Editor -> Browse
  C:\Program Files (x86)\Unity\MonoDevelop の MonoDevelop  のショートカットを設定

・キャラクターをキーボードで操作できるようにする。

Assets に ファイル名 GameManager スクリプト をGame Objectとして新規作成。プログラム言語は C# 。

Start() メソッドに

初期化コード(キャラクターオブジェクトの取得)

Update()メソッドに

キャラクターの移動とキーボード操作(左右矢印キー)

のコードを記述する。

・キャラクターに Jump 機能を設定する。

charactor に 制御スクリプトを add component から新規作成する。

ファイル名 CharactorManager

以下の2つのメソッドを利用して、着地判定用のコードを作成する。

OnCollisionEnter2D

キャラクターが床に衝突するタイミング

OnCollisionExit2D

キャラクターが床から離れる(空中にいる)タイミング

・ GameManager で、キャラクタの状態(接地 か 空中)を取得し、空中では Jump 出来ないように条件を指定する。

課題3

ステージ内に、障害物(壁や物体) を配置し、 キャラクターがステージを動き回れるようにしてみよう。

特に、 上下方向 に移動できるように、オブジェクトの配置を工夫する。

・カメラの設定

Main Camera

Size を 5 から 20 程度に変更する。ゲーム画面上で、キャラクターや床は縮小され、ステージ全体が見渡せるようになる。

課題4

WebPlayer用にプロジェクトを Build して書きだす。

作成されたファイルを XAMPP のドキュメントルート(htdocs)に配置し、ブラウザで動作確認をする。