a.デバイス制御(3/3)
前回の補足
https://twitter.com/i/moments/edit/874586599538831361 前回のarduinoスターターキットのハマりポイント振り返り。
http://www.petitmonte.com/robot/arduino_project_book.html 誤植の指摘や、作成回路の動作例が動画で載っているブログ
プロジェクト用の スケッチ(プログラム)は、arduino IDE の ファイル→ StarterKit_BasicKit にあらかじめ用意されています。
選んで開いて、改造してみましょう。
2017年度の内容(予定)
arduino と Max/MSP との接続、arduino制御用Maxパッチ、 Maxuino について。
■実験
PCからArduinoを制御する
手順:
Firmataの準備:
Arduino スターターキットで作成した回路を外しておく。
USB ケーブルで PC と Arduino Uno を接続する。
Arduino IDE(プログラム開発ツール) を起動し、ファイル→ スケッチ例 から
Firmata -> StandardFirmata
を選択する。
IDEの →ボタンでArduino に書き込む(アップロード)
※書き込む前に ツール → シリアルポート で、Arduino Uno を接続した通信ポートを選択しておくこと。
Maxuinoの準備と動作テスト:
レポートフォルダーから
第A回資料 → MaxuinoTest
のフォルダを丸ごと全て、デスクトップなど適用な場所にコピーする。
※このフォルダは、Maxuino用のMax7の外部オブジェクトをiMacに設定しなくても動作するように調整済み
フォルダ内の
maxuino.maxhelp
をダブルクリックしてMax7で開く。
※今後、Maxuinoを利用して自分の作品用のパッチを製作する場合は、このファイルをコピーして名前を付け替えて利用する。
このパッチはこのフォルダ内に配置しないと動作しない。
Maxuinoのサンプルパッチを設定し動作確認をする。
Window → Max console を開いておく。
1.Select serial port の update メッセージをクリックし、select ボックスから Arduinoを接続したポート(usbmodem...)を選択する
2.initialize の init メッセージをクリックする。 (コンソールにArduinoの各pinの動作業況がプリントされる)
3. test Built-in LED で、 select one から arduino uno を選ぶ。(13番ボートが選択される)
Arduino Uno の 13番ポートにはボード上にLEDが接続されている。
on/off や auto-flash のトグルスイッチをクリックして、Arduino のボード上のLEDが点滅することを確認。
動作確認終了。
実験
Max7からArduino を制御する
4. do your thing から Arduino のピンの機能を割り当てる。
動作を確認。
Arduino スターターキットのプロジェクト 2 3 4 あたりの回路を作成し、Max7 から制御してみる。
課題提出:
第A回課題 として Webclass に 制御用のMaxuino のパッチの画面と Arduino の回路の写真を張り付けたワープロファイルをアップロードする。
または、
Arduinoスターターキットにあるプロジェクトで、先回作成したものと異なるプロジェクトを作成し、写真撮影してワープロファイルに貼り付け、アップロードする。
↑のどちらも、作成した回路やプログラム(パッチ)に簡単な解説文を書いておくこと。
Arduinoスタータキット製作状況確認リスト(教員+SA用)
2016年度資料
先週、先々週の後始末。
進捗調整。ティンカリング(tinkering)の時間とします。
gainerの作者、小林茂先生(IAMAS)の資料(P.85)から
ソース電流とシンク電流
I/Oモジュールから直接ドライブできる範囲
• ポートごとの制限
– ソース電流は10mA
– シンク電流は25mA
• トータルでの制限
– ソース電流は80mA
– シンク電流は150mA
ソース電流の制限<シンク電流の制限
USB2.0の規格では、ソース電流は、+5V 500mA まで。
センサーの値からノイズを除去する方法、資料(P.94 - P.100)参照。必見。
で、何を作りましょうか?
(ネタ紹介)
・TOPページコメント欄 「頭の悪いメカ発表会」
・「こどもフェスティバル2016展示紹介(ハンディカム映像)」
稲沢市こどもフェスティバル2015展示紹介 https://youtu.be/Akh6k-9AqlA
・サウンドロゴ+人感センサー(カメラ)
・大学CMと傾きセンサー
・大学CMで合成映像(Max/MSP + Jitter の落ち穂拾い)
・昨年のインタラクティブメディア(こばし) の過去の履修者の作品の MAX/MSPのパッチ をレポートフォルダに入れておくので、参考にするとよい。
・旧科目 インターフェースデバイス論 の過去の履修者の作品の MAX/MSPのパッチ をレポートフォルダに入れておくので、参考にするとよい。
・学内デジコンに応募する作品制作とするなら?
■演習
iPadアプリ Fantastick と Max/MSP の接続
Fantastickの設定
アプリをインストール後、 iPadの設定メニューから Fantastick の設定を開き、通信先のPCの IP アドレスを入力する。
ポート番号は変更無しで良い。
IPアドレスの調べ方: 各PC番号が、IPアドレスの末尾の番号。 先頭から 192.168.112.1 ~ 40
コマンドによる確認方法: mac の検索メニューから term で ターミナルを起動。 ifconfig コマンドで、設定を表示
1台のPCに、複数のiPadを接続して利用することも可能。
問題点:
おそらく、1教室で多数のiPadをWiFi接続した場合は、通信に不具合が出ることが予想される。
うまくいかない場合、授業後、実習室の利用人数が少ない時間帯で、各自で試しておく。
Fantastick の設定が終わったら、レポートフォルダにDL済みの Fantastickの動作確認パッチをデスクトップにコピーして開き、
内容を確認しながら、機能を知る。
・画像の出しかた
・タッチイベントの処理
・加速度センサーの値の取得
課題A
今回の課題は、第8回の講義の課題2 です。提出先が無かったので、課題AをWebclassから提出してください。