5. UI設計演習(3/3)

(前振り)

連鎖反応と言えば:

・ルーブゴールドバーグマシン

・ブルーノ・ムナーリ(ムナーリの機械)

・ピタゴラ装置

・全自動自殺マシン(シャノンの最終機械(ウルティメイトマシン))

・ドミノ倒し

・バタフライエフェクト(些細なきっかけが、予想外の結末に影響する)

・ジュラシックパーク

・シュタインズゲート

・マクロスF(2期op)

いろいろな例がありますね。

今回の内容:

・提出されたピタゴラUIを講評

・インタラクティブ作品紹介 トップページのコメント欄に幾つか掲載。講義の余り時間で、中から1つ2つ紹介する。

・MAX/MSP 入門3

基本オブジェクトの基本動作と利用方法を確認の続き。

メッセージ信号の数値やキーワードの判定、カウンター、演算、閾値による信号の振り分け、スケール変換など。

・インタラクティブ作品紹介 2015受講生作品 2009-2013受講生作品からセレクト(演習時間中に平行して紹介。残り2009-2012)

・レポートフォルダのファイル紹介

Max/MSP入門

今回の内容: 解説動画

15 line と sel による信号連鎖

16 数値演算オブジェクト と メッセージ でカウントアップ

17 カウントアップ と ダイヤル で ボタン連打でチャージ

18 ボタン連打で チャージ する チャージ減衰率の調整

参考書: MAXの教科書 ・ MAXオデッセイ (図書館)
MAX/7入門解説動画
MAX/MSP キーボードショートカット
MAX/MSP 基本オブジェクト紹介

プレゼンテーションモードについて

第4回の課題(ピタゴラUI)の作成例

作例1) 第4回連鎖反応デモ.maxpat

プレゼンテーション

↑パネルオブジェクトをボタンの下敷きにして飾った例

パネルは +→インターフェースにある。 .n → panel でも表示できる

リスペクト フォー: シャノンの最終機械(ウルティメイトマシン)

作例2−1) 第4回2016_4_Sample.maxpat

作例2−2) 第4回2016_4_Sample2.maxpat

サンプルファイルはレポートフォルダに入れておきます。

※このサンプルは時計を多数並べて時刻をずらすことによりパターンの変化を起こす作品にヒントを得た。

(先回分の未消化)

・サンプルパッチの解説

■Max/MSPのオブジェクトの解説

・第5回counterDemo.maxpat で説明する

カウントアップ・ダウン

カウンターをカスケード接続することにより、N桁のM進数のカウンターの例 + lcdオブジェクトによる画像の表示例

・第5回ボタン連打チャージサンプル.maxpat で解説する

増幅と減衰

↑ 下のnumber はスライダーに置き換えたほうが面白い

・第5回試作2016.maxpat で説明する。

練習: マイク信号の部分にsplitオブジェクトを組み込んでレベル振り切れに反応するようにする。

2分岐(スプリット)

応用:

ボタンのクリックタイミン判定のパッチを、「第5回ボタンタイミング判定.maxpat」としてレポートフォルダに置いてある。

動作の確認と仕組みの確認をしておくこと。

実行画面

パッチ

その他、便利なオブジェクト 主に次回解説。

今回は、マイク入力の処理の部分を利用する。

第5回試作2016.maxpat

■課題提出

Webclass 第5回のレポートを参照。 インタラクティブな小作品の試作を行う。

画像や動画など、素材とともにMAX/MSPのパッチをアップロードする。

提出ファイルを全て選択後に、Finderのメニューから、 圧縮 を選ぶと ZIPファイルにまとめられる。

ZIPファイルの名前を ファイル名 第5回学籍番号インタラクティブ試作

としてWebClassにアップロードして提出

次回予告

Max/MSP と iPad の連携について、解説します。

WiFi経由で Mac の Max/MSP と iPad をネットワーク接続し、UI操作、画面操作のコマンド通信で、連動した作品が作成できます。

やっておいてほしいこと:

・ iPad に http://pinktwins.com/fantastick/ に掲載されている、 fantastick (綴りに注意)という無料アプリを入れておく

他にも、iPadアプリでメディアアート系の作品を探して入れておく。