9.デバイス制御(2/3)

臨時企画 電子工作 Arduino入門

先週の続き

01 の補足。電子回路の話。 タクトスイッチを組み込んだことのない人は組み込んでみる

Arduino と作品製作についての解説

02 に取り組む。

残りの時間、作ってみたいものを テキストから 各自で選択して製作してみる。 テキストに記載の 想定作業時間 を参考にしてください。

授業時間内に終わらない人は、そのまま残って作業してもOKです。後で、A305研究室まで機材を返却に来てください。

Arduino プロジェクトブックの正誤表

(2016年度版 旧資料)

先週の内容(※旧版、参考資料)

USB I/Oインターフェース Gainer のサイト、 gainer.cc が一時的に止まっていましたが、利用できるようになっていたので、↓の資料を参照してください。

・解説サイト Gainer のチュートリアル の 電子回路の基礎知識 を参考にLEDをスイッチで点滅させる回路を作成

・解説サイト Gainer のチュートリアル Max/MSPで使う から 6-9ページ の回路を作成

先週作成した回路の写真

1.電源の接続

Gainer の 端子 5V(プラス側) と GND(グランド、マイナス側) に 赤 と 黒 の線を繋ぎ、

ブレッドボードに電源を供給する。 ブレッドボードの端の 赤と黒の線の間 の列に繋げる。

2.スイッチを押すと光るLED

抵抗(330Ω 橙橙茶)

タクトスイッチ(向きに注意)

赤LED(向きに注意。アノード、脚の長い方を+側に挿す カソード、短い脚は-側)

3.dout(デジタル出力) で光るLED

dout 0 端子から 抵抗 LED GND を直列に接続。

青LEDのカソード と ブレッドボードのGND(黒線)は黄色の線で接続。

4.aout(アナログ出力) で光るLED

aout 0 端子から 抵抗 LED GND を直列に接続。

緑LEDのカソード と ブレッドボードのGND(黒線)は黄色の線で接続。


今回の内容

先回紹介したかったもの。

超電波砲スーパーDX弐号機 メディアインスタレーション (GOCCO ltd.

・先週作成した回路の配線を整理する

・電源の線を短いジャンパーワイヤーと交換

・赤LED 抵抗 タクトスイッチ を外す

・青LED と 緑LED のGND用の黄線を1本に共通化

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・赤LED を dout3 で点灯する様に組み込む。(赤用の抵抗と赤LEDを配置し直す)

※負論理で接続 LEDのカソード(短い脚)を5Vに、アノード(長い脚)を 抵抗経由で dOut3 に接続。

負論理の動作:

GainerのパッチでdOut3をオンにしたときに消灯。

Offにしたときに点灯する。

dOut を +5Vの電源として扱うよりも、GND側、0Vの端子として配線した方が、より多くの電流を流すことができる(シンク電流)。

dOutが電力不足の場合は、負論理で配線すると解決できる場合がある。

MAX/MSP のバッチの作成(点滅回路、音声信号とLED など)

・ metro で bang を dOut のトグルボタンに接続 指定テンポの一定間隔 で点滅させる

今回の内容(※旧版の参考資料)

タクトボタンの入力

浮遊電位 Ain の端子に接続したジャンパワイヤーに指で触れ、Gainerのパッチのスライダーの変化を確認する。

照度センサー(光センサー)からの入力の処理

ボリュームつまみの入力

加速度センサーの利用

※センサーの基板上にピン番が印刷されている(写真を参照)

接続の組み合わせ:

8 と Ain1 (加速度センサーの8番ピン と GainerのAin1ピン 写真の青線)

1 と 5V (加速度センサーの1番ピン と Gainerの5Vピン 写真の右側の赤線)

2 と 1 (加速度センサーの2番ピン と 加速度センサーの1番ピン 写真の右側の青線)

3 と GND (加速度センサーの3番ピン と GainerのGNDピン 写真の黒線)

■ 動作確認

ボードを上下に動かす。Max側のパッチでセンサーの値を読みとる。

■ (応用)

加速度センサー 7番ピン が Y

加速度センサー 6番ピン が X

の出力です。 GainerのAin2やAin3へ接続してみましょう。

■ 第9回の提出物

各自が作成したGainerのブレッドボード上の回路を写真に撮り、2点WebClassからアップロードする。

1点目は 回路の様子が分かる様なアングルから撮影したもの。

2点目は 回路の動作の様子が分かる様なアングルから撮影したもの。

撮影は、各自のスマフォ、または iMacのカメラを利用して行う。