x3.Access

2015年度は、Accessの演習は見送る。

同様の内容を、XAMPPで実施する。

第3週 DBMSの基礎知識: Accessを使用して基本的機能について把握する。

キーワード:

テーブル、レコード、フィールド、クエリ、フォーム、レポート

・MS-Accessの操作演習

・サンプルデータベース ノースウィンド を利用した、業務用データベース模擬体験

(・テンプレートを利用したデータベース作成) 時間に余裕がある受講生向け

提出物:

レポートフォルダへ

・ノースウィンドデータベース

(・自作データベース) 時間に余裕がある受講生向け

の2点を、

ファイル名 学籍番号ノースウインド

(ファイル名 学籍番号応用課題

で提出する。

演習課題:

・MS-Accessの起動

スタート → Microsoft Office → Microsoft Access 2010

サンプルテンプレートの利用:

構築済みのサンプルデータベースを利用して、Accessの基本機能を確認する。

ファイル → 新規作成 → ノースウィンド

セキュリティの承認などいくつかのステップ後に、データベースが起動する。

サンプルデータベース、ノースウィンドは、架空の商社 Northwind Traders での利用を想定した、業務用データベースです。

練習:

・ログイン画面

社員名 加藤 を選んで、ログインする

・ホーム画面

クイックリンクの各項目を表示し画面を確認

データベースの役割を把握

在庫の表示 ~ 売上報告書

・社員の表示

社員テーブル が表示される。

自分を社員として登録する。 新規レコード(*印)の行の各フィールド(列)の該当項目を入力(名前以外は架空のものでOK)

※登録後、自分のデータが一番下の行から移動する場合がある。データベースではテーブルにデータを追加する際に、行を指定して挿入することはない。レコードのどのフィールドで並べるか指定して初めて位置が決まる。社員リストでは姓(フリガナ)順に設定されている。

※ホーム画面に戻り、「更新ボタン」を押す。社員名を 自分の名前に切り替えて 以下の作業に進む。

○発注処理

・在庫の表示

在庫不足の商品を探して、適当に数件、発注する。在庫不足かどうかは、自動判定されるので、適当に発注ボタンを押してもOK。発注量は目標点と在庫数から自動計算される。

※ホーム画面で 社員名を 葛城(発注承認権限を持つ社員) に変更

・発注の表示

発注の承認をする。自分が発注したレコードを ダブルクリック

→発注明細 を表示 発注の承認 をクリック

※ホーム画面で 社員名を 自分 に変更

・発注の表示→ 入庫の確認

承認済みの発注をダブルクリック → 入庫タブ 受取日、在庫に追加するをチェック

○受注処理

・新しい受注 → 受注明細

得意先 を指定

商品 を複数追加 、数量も適当に指定(在庫不足の場合は、発注処理が発生する)

出荷情報 → 運送会社を指定

支払情報 → 支払方法 と 支払日 を指定

・納品書の作成 受注の出荷 受注の完了 の処理を行う

○売上報告書

社員別売上高 、 年間売上 2014年 を指定して、報告書を作成

→ プレビューで確認

・データベースオブジェクトの確認

ナビゲーションウインドウ を展開

アクセスオブジェクトの表示設定 →オブジェクト に変更

※用途別の利用者用の分類から、DBMSの構成要素であるテーブルなどエンジニア用の分類に表示を切り替える

以下の内容を確認

テーブル 社員 社員の権限 受注 発注 商品 仕入先 得意先

メニュー データベースツール → リレーションシップ

クエリ 入出庫状況

在庫

右クリック→ デザインビュー → 在庫タブを右クリック → SQLビュー

受注金額

受注金額合計

フォーム 社員詳細 商品詳細

レポート 高額受注トップ10 得意先住所録

練習課題:

得意先の名称に 名古屋文理大学

仕入れ先の名称に ぶんり××

商品の名称に ぶんり○○

受注社員が 自分

となるような、納品書を作成する。商品の金額、値段などは適当に決めてよい。

(ヒント)

商品テーブルに 新規レコード として、データを入力

得意先、仕入れ先にも同様に 新規レコード として上記のデータを追加

その後、仕入れ先に 発注 → 入庫 → 受注先 から受注 → 支払確認 →納品書作成

の工程で進める。

まとめ

MS-Accessは、RDBMSで、データはテーブル(表)の形式で記録される。テーブルの列はフィールド名で指定され、決められた形式のデータを記録する。複数のフィールドを1行にまとめて、1組のデータとして扱う。これをレコードという。

DBMSでは、複数のテーブルを用いて、業務を処理する。テーブルとテーブルはID番号など特定のフィールドで関連付けられている(リレーションシップ)

クエリは、テーブルから条件を指定してレコードを抽出したり、複数のレコードのあるフィールドについて集計処理を行うプログラムである。DBMSに必要なデータを提出するように問い合わせ(クエリ)を行うために、SQLで指示内容を記録し、DBMSに登録しておくことができる。

フォームは、テーブルやクエリの実行結果を、GUI部品を利用してユーザにわかりやすく整理して表示するための機能。データの入力にも利用できる。

(1画面に1レコード表示。特定のレコードに関連したデータは サブフォームの形で表示)

レポートは、帳票など主に印刷物としてDBMSから出力を行う機能。

第3週 Webとデータベース: XAMPPを使用してCSシステム型のデータベースについて把握する。

キーワード:

MySQL、Webサーバ、PHP、SQL