任天堂ゲームのマリオカートのラジコンカーです。後輪がモータが回っているが動かないと依頼です。
27MHz帯で周波数はA、Bと切り替えられマリオとヨッシーのラインアップがあり、外観はかなり頑丈そうに作ってあります。任天堂のロゴマーク入のキャラクター商品のようです。
車体の6個のビスを外すとRE130タイプのモータが前後に使ってあります。27MHz帯の電波なのでアンテナが長く邪魔になります。おもちゃの電波に2.4GHzも使わせて欲しいものです。
車体の電池は単4x3本で、リモコン側は006Pの9V仕様でスイッチはなく省エネタイプのおもちゃのようです。
故障の原因は、モータ軸ギヤ(8T 2mmΦ)の割れとギヤの欠けです。
ギヤを交換して組み立てますが、組み込みのギヤとうまく噛み合わなく空回りします。
車輪軸や組み込みギヤケースの変形等で噛み合わないことがあるのかなと思いきや、製造効率のためか、モータケースと組み込みギヤケースを分離しており、モータのギヤに組み合わせる仕組みに問題がありそうでした、モータと組み込みギヤとにガタが発生しギヤ割れ、欠けを起こしたのではと思われました。
軸受に車輪の横ズレを防ぐプーリがギヤと車軸の振れを吸収しており、プーリの僅かなサイズ差によってギヤの噛み合いがうまく行くことがわかり、車軸がわずかに斜めになりますが、車軸プーリをわずかに車輪の方にずらして接着剤で固めて見ました。
(プーリの車軸用直径が1から2mm程度大きければ、少々のギヤのガタでも吸収できそうに思われましたが)、製造元はムラカミ(C国製)ですが、トミカのほうがモータを使ったノウハウは一日の長がありそうな商品でした。