4. ヒメコガシラミズムシ

【環境省レッドリスト2020】なし

【石川県レッドデータブック2020】絶滅危惧II類

石川県では局地的。石川県野生動物保護対策調査会（2009）では類似種クロホシコガシラミズムシと混同されていた。上記分布図では、再検討されていない過去の記録については本種のものとして扱っていない。クロホシコガシラミズムシに比べると本種の方が少ない。富沢（2008，2009）の本種の記録は富沢（2016）により抹消されているので注意が必要。

• 植生豊富で貧栄養な池沼に生息する。

1. Hayashi M, Iwata T, Yoshitomi H (2023) Revision of the family Haliplidae (Insecta, Coleoptera) in Japan. ZooKeys 1168: 267–294.

2. 石川県（1998）石川県の昆虫．537 pp．石川県環境安全部自然保護課．

3. 石川県野生動物保護対策調査会 (2009) 改訂・石川県の絶滅のおそれのある野生生物 いしかわレッドデータブック〈動物編〉2009．446pp．石川県環境部自然保護課．

4. 石川むしの会編集部（2022）石川県の昆虫分布情報（6）. とっくりばち, (90): 41-42.

5. 野村進也 (2016) 近年の石川県内における水生昆虫の記録．とっくりばち，(84)：47–50．

6. 大宮正太郎・福富宏和・吉道俊一・富沢　章・川瀬英夫・浅地哲也・入場　登・樋口陽平・嶋田啓介（2012）加賀市片野鴨池における石川むしの会採集観察会（2012）での採集記録．とっくりばち，(80)：1-7．

7. 徳本　洋（1992）北陸三県ならびに愛知県の県別水棲甲虫類記録状況一覧．翔, (97): 11-20.

8. 富沢　章（2008）加賀南部の水生昆虫I. 小松市立博物館研究紀要, (44):1–12.

9. 富沢　章（2009）加賀南部の水生昆虫II. 小松市立博物館研究紀要, (45):1–7.

10. 富沢　章（2016）加賀南部の水生昆虫III. 小松市立博物館研究紀要, (50):1–9.

11. 角田啓斗・角　知子・渡部晃平・豊田賢治, 2025. 奥能登における水生昆虫3種の記録. 石川県立自然史資料館研究報告, (13): 1–4.

12. 渡部晃平（2018）石川県で採集した水生昆虫の記録（2016-2018年）．とっくりばち，(86): 26-33．

13. 渡部晃平・富沢　章 (2016) 能登地方の水生昆虫．とっくりばち，(84)：53–80．