投稿日: Oct 03, 2019 6:13:5 AM
2019年9月14日
今日は研究の一環で、京都府宮津市にある飯尾醸造さんを訪問しました!
四代目当主の飯尾毅さんに蔵の中をご案内いただきました。
商品名の「富士酢」を知っている方は多いと思いますが、
そのおいしさがどこからくるのかはお話を聞いてみて納得!
まずは原料のお米。蔵から40分ほどのところにある
美しい棚田で契約農家さんに農薬を使用せずに栽培していただいています。
景観を保全するために、飯尾醸造さんも一部で作付をしており、
雑草を防ぐためのシート(写真)などを活用しながら手作業で栽培しておられます。
食用の米としても十分価値がつくほどの良質なお米ができあがります。
そしてその原料を使って日本酒を製造し、さらに微生物の力でお酢を作っていきます。
飯尾醸造さんではふんだんにお米を使用し、代々受け継がれてきた酢を守っておられます。
大手メーカーの商品が宣伝力などでは圧倒的に力をもちますが、
価値をわかってくれるお客さんに良質なお酢を提供したいという想いのもと、
時間や手間をかけてじっくりとお酢をつくっておられまます。
↓圧搾する機械。人力です。
蔵のなかのタンクもみせていただきました。
お酢ではありますが、ツンとしたにおいはなく、
ほのかに温かい、やさしい湯気に包まれたお酢。
自然の力と人の知恵のコラボレーションのすごさに感激です。
近年は、紅芋を使ったお酢、昆布とかつおでとった出汁を加えたお酢など、
いろいろな商品があり、健康状態や料理に合わせて選べます。
四代目当主さんがみずから毎日飲んで体調変化を記録しておられたりします。
代々受け継いでいただけるよう、愛飲したいと思います!