直角を計測している様子
今日は都市農業に関わる新規就農者へのインタビュー調査に行ってきました。
東大阪市の農業形態は都市農業で、不動産収入を得ながら農業を継承するケース、新規で就農するケースなど、新規就農者の形態も複数あります。
農業の担い手がどんどん減っている中、若年層の新規就農者は貴重な存在ではありますが、いろんな制約があって、本格的に農業ができなかったり、環境は整っていても農業だけで生活するのは難しい状況にあります。
なによりも、継承でない人が新規就農者として自立しようとすると、農地を貸してもらえないというのが最大のネックになるように思います。農地は財産であり、都市部においては特に住宅地に転用することができるなど、なかなか手放されるものではありません。新規就農者が信用できる人かどうかという点も重視されるので、農地を貸してくれそうな人と地道に信頼関係を構築していくことが大事ということが改めてわかりました。
今日は農業用ハウスを建てながら新規就農者へのインタビュー調査をしたのですが、ハウスを建てるのがこんなにも大変だということを身をもって知りました…力仕事だけでなく、水平や垂直を取って安定するようにする必要があり、想像以上に緻密な作業でした。久しぶりに水平器を使用したりして良い経験をさせていただきました。