投稿日: Jul 10, 2018 2:6:36 AM
今日は、毎年恒例の西日本産直協議会展示会に参加しました。
大学院生1名、4回生5名、3回生2名で行ってきました。
西日本産直協議会は10年ほど前に結成された、
関西(主に和歌山県)の中小規模の食生産者が集まり、
販路構築や商品開発に取り組んでおられる会です。
毎年1回、新大阪で展示会を開催しており、
商品の説明、新規参加者への声かけなどに励んでおられます。
今回も約20社の生産者(農家さん、食品加工会社さん)が展示されておられました。
また、三重大学や和歌山大学からも教員や学生が来場しておりました。
生産者の熱意や食、農業へのこだわりをたくさん聞かせていただけます。
今回初出店だった、真珠のお話がとても興味深かったです。
真珠といえば伊勢・鳥羽のイメージを持つ人も多いと思いますが、
伊勢や鳥羽で販売している真珠は必ずしもその土地で生産されてものではないそうです。
採取された真珠は、一旦、卸売市場に集められてしまうため、
生産者は自分が作った真珠の行き先を知ることができないのだとか…
そこで、今回ご出店されていた方は、伊勢・鳥羽の真珠生産者の真珠を使って
アクセサリーをつくり、販売されておられました。
農産物も同じことが議論されてきた経過があります。
こだわりや熱意をもっていいものを作りたいという姿勢の生産者のやる気を商品にいかせるような
流通や消費のあり方が大事だと改めて思いました。