投稿日: Oct 24, 2018 7:30:6 AM
2018年10月10日~11日
鳥取県にある大山乳業農業協同組合さんと鳥取畜産農業協同組合さんを
訪問してきました!
これらの農協さんは、長年、消費者組織である生協と協力して
質の良い牛乳や牛肉を生産されてこられています。
大山乳業の組合員さんである酪農家さんの乳牛たちは
とても健康そうに見えました。
牛の排泄物を発酵させて作った堆肥をベットに使っておられるのですが、
ふかふかしていて気持ちよさそうに寝そべっていました。
堆肥は、このような牛のベットの他に、
自家栽培している飼料のとうもろこしにも使われています。
環境や牛の健康にも配慮しながら育てておられました。
鳥取畜産農協の補育センターと肥育も見せていただきました。
生後1週間程度の牛を約20ヶ月育てて800kgまで成長させます。
子牛たちはとても食欲旺盛で、口周りについたミルクまで
舐めあっていました。
肥育するときのエサは、鳥取県内の中山間地域で栽培した
飼料稲を発酵させたものです。
現在、日本の飼料の大半が輸入ですが、ここでは
中山間地域の景観や環境も維持しながら牛を育てておられました。
大山乳業さんも鳥取畜産さんも長年、消費者と相互理解のために、
さまざまな形で交流することを重視されてこられています。
このような環境や人、地域に配慮した生産ができているのは、
多少価格が高くても、生産プロセスや生産者の想いを知っている
消費者がいるからだと思います。
近年は、消費者が生産現場を見る機会がほとんどありません。
多くの消費者はスーパーでパックされた牛乳やお肉を見て、
おそらく価格やデザイン、ブランドなどで購入を決めていると思います。
どんなところで、どんな人が、どんな風に生産しているのか、
是非とも興味をもっていただきたいなと思います。