投稿日: Sep 09, 2019 8:15:2 AM
2019年8月27日
今日は、市民生活協同組合ならコープの職員さんや理事さんたちと、
長年産直に取り組んでこられた三重県にある大内山酪農農業協同組合を
訪問してきました!
奈良から車で約3時間。三重県大紀町の緑溢れる自然の中に
大内山酪農協はあります。
三重県のどこからでも2時間以内でこれる立地で、
県内の酪農家さんが生産した生乳を新鮮なまま商品化しています。
担当者の方のお話によると、現在、酪農家さんは21農家。
ひとつは御浜ファームという2000頭以上飼育する大規模法人ですが、
そこ以外は、小規模農家さんが牛乳を生産されています。
年々、酪農家さんの高齢化が進み、廃業もやむをえない状況が続いているそうです…
大内山酪農協の牛乳は三重県内(学校給食含む)と生協との取引が多く、
生協は季節に関係なく取引できるということで、
三重県内の価格よりも少し安くご提供くださっています。
家畜飼料は、食品加工場からだされた食品残渣を使用したり、
自社で生産した飼料米も使っておられ、さらに家畜の排泄物は堆肥化。
このような循環型酪農を実践されておられます。
消費者が安いものを求める中、組合員である酪農家さんの生活を守るために、
そして若い生産者が生活できるようにするために、
大内山酪農協さんは日々努力されていることがとても印象に残りました。
大手生乳メーカーさんと一番違う点は、やはり生産者からなる組織である
ということだなと改めて思いました。
コーヒー牛乳のコーヒー豆も自社で挽いておられるのでとってもおいしいです!
低脂肪牛乳も生乳から脂肪を抜く製法なので、脱脂粉乳のものとは全然違いました。
生産者さんたちが生産を続けられるように消費者も考えて買い物していく必要があると思います!