今年度は1名が卒論を執筆し卒業となりました。
そのまま大学院に進学してくださるので、卒論の内容をさらに深めていっていただければと思います。
【卒論タイトル】
「農産物のブランド化が生産者の生産および経営の行動に及ぼす影響に関する研究―奈良県の育成品種となっているいちごを対象に―」
たまたまご縁をいただいた宇陀市菟田野地域において、1.5反の耕作放棄地を再生しお米作りを始めることにしました。種子法の廃止、種苗法の改正など、日本の食は危機的な状況にあり、自給していくことが大事であるとともに、農作業はみんなですれば楽しいですので、感染対策によって失われつつあるコミュニケーションを取り戻していくことを目指します。
まずは耕作放棄地となっていた田んぼの、草をある程度刈り取り焼き畑にしました。
すると、茅はすんなり燃えてくれたのですが、外来種のセイタカアワダチソウは黒くなるものの、しっかりを芯が残ってしまいました…やはり外来種って強いんですね…
まだまだ寒さが残りますが、春の田植えに向けて着々と準備をすすめております。
先日なんとか開墾した田んぼに、近隣の肉牛生産者からいただいた牛糞たい肥をまきました。これがなかなかの重労働でした…全部で20㎏の牛糞を3人でまくことに。。。
牛糞はたくさん残っており、この日も大きなハウスに山積みになっておりました。有用な資源がたくさん使われずに残っていたり、破格の値段で売られていることを目の当たりにし、もっと地域内で循環させ自然環境にやさしい社会にならないものかなと感じます。
2022年3月25日
今日はいつもお世話になっている菟田野のSさんのお宅で、宇陀原産の黒豆を使った味噌づくりをさせていただきました。ご近所さんお二人も一緒に、大きな鍋で豆をゆでるところからスタート。学生たちは火起こしと火加減の調整を上手にしてくれてました。
麹と塩をやさしく混ぜ合わせ、ゆでた黒豆を一生懸命つぶしました。これらを混ぜ合わせ、丸めて容器に投げつけ(ストレス解消!)、空気が入らないようにして、あとは菌達の活躍にお任せということになりました。昆布を入れることで、だし入り味噌が出来上がります。どんなお味噌になるか楽しみです!