投稿日: Dec 21, 2016 3:57:36 AM
2016年12月15日
今日はゼミの時間を利用して、農業に関する勉強会を行いました。
なぜこのような企画ができたかというと、10月の芋ほりのときに参加していた
大阪商業大学の4回生の学生さん2名が農家の後継ぎで、
近々ご実家に帰られて就農されるということで、将来の生産者と消費者で
どのような課題が現在の農業(食生産現場)にあるのかをありのままに語り合う会を開こうということになったのです。
一人は、熊本の産山で青梗菜と米、赤牛の生産に取り組んでおられ、
もうお一人は、和歌山県で梅とみかんに取り組んでおられます。
非常に貴重な20代前半の農家さんたちになると思います。
ゼミでは、お二人に20分ずつご実家の農業についてお話いただき、
奈良女の学生さん7名と情報交換を行いました。
奈良女の学生さんの中には農業に興味津々な方とあまり興味のない方がいたのですが、
農家さんの現状を聞くと、どちらもそれぞれの視点で学ぶことがたくさんあったようです。
生産者からすればとても安く買われるみかん。
しかし消費者(特に一人暮らしの学生)からするととても高くてなかなか買えないみかん。
この実態はいったい何なのか、裏情報も聞きながら学ぶことができたと思います。
生産者と消費者の情報交換は本当に重要です。
いかに自分たちが断片的な情報しか見ていないかということがよくわかります。
今後、日本の農業は高齢化と後継者不足で危機的な状況に直面する可能性がかなり高いですが、
今日のお二人のお話や奈良女生との会話から、次の世代の人たちに期待して応援したいなと思いました!