投稿日: May 06, 2018 5:16:19 AM
2018年5月1日
今日はゴールデンウィークの真っ只中ですが、
「現代社会と職業」の講義の一環で、
京都府の北部、京丹後の久美浜町で地域おこし協力隊から起業された
株式会社田園紳士の森下さまにお話をしていただきました。
久美浜のおいしい農産物を適正な価格で売り出したい、
そんな気持ちから起業された森下さん。
小規模な農家さんにとっては、せっかくおいしいものを作っていても、
その生産プロセスや想いを評価してくれるマーケットを見つけることがとても困難です。
そこで、森下さんは、このような農家さんの農産物を少しでも適正価格で買い取ってもらえるよう、
生協や卸業者などの販路先を見つけて販売されるビジネスを展開されています。
社会課題をビジネスにしている、まさにソーシャルビジネスです。
近年ではアジアの富裕層に向けて輸出にも取り組んでおられます。
しかし、物流コストがかかるため、農家さんの手取りとしては国内に販売するときと
ほとんど変わらないそうです。
個人的には、もっと日本国民が国産のよさを理解して積極的に購入してほしい
という気持ちもあります。
起業に際し、不安よりも「絶対やってやる!」という気持ちが強かったそうで、
とてもキラキラと働かれている様子でした。
お金のためだけに働くのではなく、
社会のため、人のためのビジネスが今後増えて欲しいなと思います。
現場にも是非行ってみたいものです!