桜は咲いては必ず散る

タイトルからして縁起悪いこと、厳しいことを連想されると思いますが、

現実を知ってもらうために書かせて頂きます。

進級・進学が決定した中高一貫校生、中高一貫校への受験に合格した受験生、

春休みの真っ最中に、世界が自分を中心に回っているかのような

錯覚に陥っていると思います。

進級・進学が決定した方は、やれやれ今年も一年うまく立ち回った、

あとこれを何回か繰り返せば、高校・大学とエスカレーターか、

人生ちょろいもんだと。

受験で合格した方は、これでエスカレーターに乗れた、受験に合格した実力もある、

合格したってことは学校側が自分を、自分の学力・実力を認めたってことで、

学校側がぜひぜひ来てくれって招待してくれているようなもんだろうと。

進級・進学・受験合格と桜が咲いて、もう余裕しゃくしゃく、

人生思い通りにいくもんだ、これからもちょいちょいと頑張って、

難なく上に上がってってやろう。

今、そんな気分だと思います。

頑張った、苦労したのですから、そういう気分になるのが当然です。

但し、釘をさしておきます。

桜はどんなに満開に咲いても、咲き続けることなく、必ず散ります。

まさに、これが全てを示しています。

咲いている時は、散ることなんて考えないでしょうが、

散るときはあっという間に散っていきます。

進級・進学・受験合格をした3月に、春休みに、何を言われても、

そんなバカなことと、毎年毎年思うことでしょう。

勉強しろ? 宿題しろ? 復習? 予習?

学校は自分を認めた、つまり今の自分で良いってことだろう。

なんで今、何かやらなきゃいけないんだ。必要があった時に、

必要なだけ頑張ればいい、それが効率的だ、合理的だ。

その考え、そのものは実に現代的で、今の時代に合ったものかもしれませんが、

上記の考えは、必要があった時に、必要なだけ頑張らなかったら、

当然その報いを受け入れる覚悟がある方だけが言えることです。

さて、進学を決めた方、受験合格を決めた方の中の、何人の方が、

進学・受験合格が“決定するまでの間”に、

ここまで潔い考えで過ごせたでしょうか。

心のどこかで、“そうは言っても、そうなりたくはないな”

“できれば、自分の思い描いているようになってほしいな”と

思っては淡い期待と不安の中、過ごしてきたと思います。

もちろん、皆さんのおっしゃるとおり、進級・進学・受験合格できたということは、

“学校側”が“皆さんの実力・学力”を認め、そしてその報酬という形で、

進級・進学・受験合格を与えられたわけですから、そこは自信を持っても構いません。

しかし、その自信が、慢心になって、イコール“進級してやるんだ”

“進学してやるんだ”“入学してやるんだ”と、まるで学校側が

王様を迎えるように、あなたのことを待ちわびていると思ったら、

大間違いです。

そんな慢心を持って、進級・進学・入学してたら、2ヵ月後の中間テストで

思い知らされます。

そして、その中間テストの結果を、自分自身で認めず、

驕り・慢心を改めることなく期末テストを迎えると、

もう、その学年、最初の成績でハンデを背負うことになります。

そして、また、憂鬱と地獄の繰り返しとなります。

進級・進学・受験合格はあくまで、最低ラインをクリアしたと思って下さい。

そのラインを、皆がくぐってきていることを自覚して下さい。

そして、それを、難なく気軽にくぐった方もいれば、

しがみ付いて、怒られて怒られてやっとくぐれた方もいるということを

意識して下さい。

学年が変わると、皆いっせいに横並びになると勘違いされる方が多いですが、

残してきた借金(成績)と、勉強をやっていないツケは確実に次学年に持ち越されます。

季節的にも、桜満開になる時期で、気持ちの良い季節だからこそ、気をつけて下さい。

桜同様、咲いたら(うまくいったことは)、必ず散ります。

ぜひ、戒めにしておいて下さい。

お問合せは電話・FAXまたはE-mailよりお問合せ下さい

TEL&FAX:03-6912-7063

E-mail: eikan.seirios@gmail.com

東京都豊島区西池袋5-8-9 藤和池袋コーポ2F

TEL&FAX:03-6912-7063 E-mail:eikan.seirios@gmail.com

【併設校】

立教専門塾池袋栄冠ゼミ

http://sites.google.com/site/rikkyousenmongakushuujukueikan/

公立・私学中高一貫校生専門塾アルファ

http://sites.google.com/site/ikkankoalpha/

池袋自習空間シリウス

Copyright (C) Seirios