嫌いな・苦手な先生
授業が始まって、２週間ほど経つと、
先生に対する好き嫌いが出てくる頃だと思います。
早い方だと、第一印象で嫌い・苦手だと決めつける方もいますが、
初めから嫌いだ、苦手だと決め付けてしまうと、今後１年間授業を
受けることが難しくなります。
反抗期の中学生になると、はっきりと態度に出してしまうようですが、
先生・科目の好き嫌いに関係なく、授業を受ける、勉強するようにして下さい。
これは、親御さんに聞いても、他の大人の方に聞いても、
「あの時、あの教科をやっておけば・・・」と、必ず言います。
そうなった原因の一つは先生のせいかもしれませんが、
原因の大部分は、先生・教科を勝手に好き嫌いで判断して、
それを言い訳にして、楽をしようとしたことです。
小学生・中学生を経た高校生なら、少しはこの考えを理解できるように
なっているかと思います。
高校生になり、学年を重ねれば重ねるほど、
自分に抜けている知識があることに気づきます。
そして、その抜け落ちた部分の知識を引きずったまま、
授業を受け続けると、自分だけが置いていかれる状況になります。
少なくとも、自分自身でそう感じ始めます。
科目の好き嫌い・得手不得手はわかります。
どうしても興味が持てない、どうしても覚えられないということはあると思います。
これを改善するのは努力が必要です。
しかし、先生の好き嫌いは、人と人との関係ですので、
少しだけ態度を改めるだけで、考え方を変えるだけで、
すぐに、今からでも好きにもなれるはずです。
先生が嫌いだから授業を聞かない、ノートはとらない、宿題は出さない。
テストの点数・成績が悪いのは“先生”のせいにするのはただの言い訳です。
これは普段何時間も勉強するという努力をしなくとも、
すぐに改善できる、思い立ったその時に改善できることです。
これをできるようにしなければ、成績向上の根本的な問題を解決せずに、
非効率的に努力をすることになります。
最後に苦言ですが、どんなに嫌がろうが、どんなに嫌おうが、
今後１年間は、今の先生と一緒に勉強していくことになります。
それならば、学校にわざわざ“敵”を作る必要はないと思います。
むしろ、皆が嫌う・嫌われる先生こそ、“味方”につけることが
後々になって、大きな効果が出てくることもあります。
学校の先生と会うのは、学校にいる間の、たかだか８時間ほどです。
無理に好きになれとは言いませんが、何も嫌いにならなくてもいいと思います。
もし苦手だ・嫌いだと思う先生がいるのであれば、一度先生を質問攻めにしてみれば、
先生のことがよくわかってきて苦手・嫌いも関係なくなってくると思います。
ぜひ試してみてください。
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