8月上旬も終わる
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区切りの良いことに、11日の中旬からは
『8月の夏休み』残り20日間となります。
何かを始めるのにはいいきっかけとなりますが、
宿題が終わっている方は、ぜひ、自分の将来・未来・夢・趣味に、
役立つ、タメになることをやってみて下さい。
それが、それこそが、夏休みの醍醐味です。
普段の学校生活の時間帯、普段の学校生活では経験できないことを、よく学び、よく体験し、
よく知って下さい。
昨今は勉強できない・宿題をやらないで時間のあるはずの方ほど、
普段の学校生活では経験できないことを、『学ばない』『やらない』『知らない』と
なる傾向があります。
逆に、勉強ができて、宿題もやって、早めに終わってという方ほど、普段の学校生活では
経験できないことを、よく学び、よく体験し、よく知るという非常に皮肉なことが起きています。
私の塾でも、この夏期講習、講師の人が声を大にして言っていましたが、
『勉強嫌い・できない・苦手と言っている人間ほど、時間をかけて勉強(宿題を)しようとする』、
皮肉な意見だとは思います。
おそらく子供達に、勉強=時間がかかるというイメージ・考えを、逆にして、
時間をかけること=勉強していることと勘違いしていると、教えていたのだと思いますが、
そう思っている・思っていた方は一人や二人ではないと思います。
実際に、その人がどう思っているかは計り知れませんが、何度かこのブログにも書いたように、
他人には、その態度・姿勢、そして結果だけを見られて、
“そう思われてしまう・見られてしまう”ということを前提にすれば、
勉強ができないと嘆く方のほとんどが、そのように見えます。
できない方すれば、それこそがジレンマなのでしょうが、
実際に世の中においては、時間を“かけなければ”出来ないことに加えて、
時間を“かけさえすれば”出来ることもあり、
さらに、おそらくこれが一番の原因と思われますが、『時間をかけないと怒られる』
なんてこともあってか、勉強することに『時間稼ぎ』をする方が、非常に多いです。
勉強で言えば、授業中が一番わかりやすいと思います。
学校でも、塾でも、家庭教師でも同じですが、勉強すると決められた時間、
面倒だからやらない、眠いから寝る、聞いてもわからないから聞かないなど、
皆さんがどんなに『時間稼ぎ』をしようと、その時間は強制的に『勉強の時間』となっているわけです。
その『勉強時間』内に課題を残して、わからないことを残して、どんどん積み重なって、結果、
他の人よりも『時間』をかけて“やらなければならない”ことになります。
私の塾の名物講師の中には、とにかく『時間』にこだわる方がいます。
彼の授業では、勉強が嫌い、やりたくない、できない、なのに、なぜ問題を解くのに、
文章を読むのに、じっくりゆっくり『時間』かけるのかと塾生に問いかけます。
極端な意見ではありますが、彼曰く、5秒考えて出来ない(解法・答えを導き出せない)問題は、
出来ないんだ、覚えていないんだ、それを格好つけて、数分、十分と、“考えたフリ”して、
『勉強時間を稼ぐ』ぐらいなら、さっさと答えを聞いて、解説を見て、問題を解いていったほうが、
“効率”がいい、時間を短縮できるという理屈を展開します。
そして、塾生にはとにかく問題を解かせ、反射的に答えられるように、
反射的に覚えられるように、授業を進めていきます。
そうして一時間内に、少なくとも30~40問を無理やりにでも解かせるのですが、
そうすると結果として、まがいなりにも『宿題が終わっている』あるいは、
『一問何分で解いている』という結果を出すことになります。
そこで講師の方は、この一時間を賞賛して、夏休みの宿題など大量にある場合は、
『残りの宿題』があと何時間で終わりそうか、指し示します。
塾生はここで、嫌いな・やりたくない・できない、勉強・宿題の“残り”時間を
認識することになります。
これは本来の勉強とはいえないと思いますが、嫌い・やりたくない・できないの時間を
“短く”する『勉強法』の指導とも言えます。
宿題や課題などにおいては、まずは、勉強の第一段階として、この勉強法でも良いのではと
私は思います。
最大の利点としては、必ず「宿題が終わる・終わらせる、完成する・完成させる」という、
目に見える『結果』が、わかりやすい『結果』が出てくるからです。
彼の授業中は、急かされるように問題を解く塾生ですが、結果として、彼以上に、
嫌いな・やりたくない・できない勉強の時間を、宿題をやる時間を、短縮できる講師はおりません。
塾生からは大分嫌われているようですが、彼の教え子のほとんどは、宿題を終わらせるという結果、
そして、自分は一時間以内に、何ページ、何問を、解いた・解けるんだという数字を
持っています、知っています。
その結果を、その数字を自信に変えて、テストの点数が伸びる・伸ばす子もいます。
全員があてはまるわけではありませんので、“極端な指導”であることは間違いないです。
ただし、実際に彼の教え子は“期間内・時間内”に“宿題を終わらせる”という結果を、
その子が、一時間に“何ページ・何問解く=勉強できるか”という数字を出しています。
頭が良くなった、勉強ができるようになった、好きになったというわけではありませんが、
“宿題を終わらせた”“(時間内に)問題を何問解いた”という“目に見える”結果を、
指し示せる指導ではあると思います。
話が少し、脱線してしまいましたが、夏休みも中盤になってくると、
この皮肉な状況・状態になりつつありませんか。
勉強が嫌いなのに、一時間に数問しか解かない・やらない、それでは、
あと何時間、何十時間かけて、勉強を、宿題をやるつもりですか?
もちろん、早く終わらせることだけが偉い、勉強だとは言いませんが、
“偉そうなこと”を言って、“高い意識”を持っているだけで、
宿題を、勉強を、“やりきれない”“終わらない”という、
“未完成”という『結果』とならないことを祈ります。
似たようなことを何度も書いてきたかもしれませんが、
“未完成”という結果に対しては、そのものに対して、どんなに、誰よりも
強く、深く、長く、思った・考えた・願った、やってはいた・やろうとはしたなど、
だろうが、一切関係ありません。
何もやってない人と同等、あるいはその人よりは少しマシという評価しか受けません。
宿題はわかりやすいのですが、宿題の評価の最低基準、ボーダーとなる境界線は、
『やった・完成した』か『やってない・未完成』です。
『忘れていた・やる気がなかった』か『覚えてはいた・やろうとはした・途中まではやった』
ではありませんので、気をつけて下さい。
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